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新横浜店
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綺麗に変わる時

投稿日:2019/4/20

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photowrite by Ara

     codi   by Piii

shinyokohama

 

様々な構成要素があって1枚1枚の写真が生まれていきますが、カメラマンやコーディネーターによって生まれる写真も違います。

 

新横浜店には3人のカメラマンがいますが、どの写真がどのカメラマンが撮影したか写真を見るとわかります。

日々、店舗内で写真を見ている時に「この写真はこの人かな?」と思って写真を見た時に

予想が外れた時は逆に変化していると嬉しい気持ちになったりします。

 

なぜ変化しようとする気持が必要なのか

 

人は変化を恐れます。新しい環境、挑戦、仕組み、枠組み、イベント...

本来であれば安定している時こそ変化を求めていかなければいけないのですが中々難しいのが本音です。

変化しなければ人の成長は止まり、現状維持に満足し安定を求めます。

いつもいる場所でいつも通り撮影しよう という気持ちになりがちです。

 

現在、新横浜店が取り組んでいるAnother meというプロジェクトがあります。

Another meではキッズ・ジュニア世代に対してもっと写真館を身近に感じてもらい新しいあなたに出会えるようにアパレルメーカー様から衣装提供という形でコラボしてモデルコンテスト等の企画・運営を行なっています。

 

このAnother meの撮影が始まってまもなく1年。

メインの目的である、キッズジュニア世代の新しい発見とともに私たち自身に大きな変化をもたらしました。

 

それは、ただ楽しく撮影をするのではなく提供していただくお洋服と、モデルに対してのコンセプト+ストーリー設定を事前に明確にし、ヘアメイク・撮影環境を整えることです。もちろん撮影自体はライフスタジオ のスタイルである楽しい遊びの空間を通して。

 

コンセプトやストーリー設定を明確にしておかないと写真にも大きく影響いたします。

Another meでの活動を通じて店舗内ではカメラマンとコーディネーターがどんな流れでどんなイメージで撮影していくかという会話が以前よりも確実に増えてきました。

 

今回の写真に関しても七五三の撮影であることはこの1枚からわかると思いますが

新横浜店の着物はオーダーメイドのカジュアル着物なのでドレッサーの

インテリアに色味がマッチしアクセサリーやドライフラワーなどの小物と相性がいいです。

新横浜店の七五三撮影は今年の1月から始まったためこれまでヘアメイク等を行なった状態での撮影環境は多くありませんでした。

被写体に合わせたヘアメイクがなされて、撮影前に被写体の観察とカメラマンとコーディネーターがイメージを共有します。
 

七五三の撮影は一度しかないから、かわいい仕草はもちろんだけど7歳でヘアメイクもあるため少し大人びた印象を与えたい、

ドレッサー前で自分の好きなアクセサリーを選んで指輪もはめて大人になっていく過程も表現してあげたいね。

 

これは今回の理想のイメージなため強制ではありません。

無理やりこのシーンを作っていくとなると被写体に自由がなくなるためライフスタジオ が大事にしている

楽しく気軽に、いつでもリラックスして頂ける空間にしように反してしまいます。私たちのエゴになってしまうため。

ただ、事前のイメージ共有があること、ないことで私たちの接し方や空間の作り方に変化してしまうため必ず行います。

 

次に、技術的な側面から言うとクローズアップの撮影でも

・縦位置、横位置

・目線あり、なし

・トリミング、ポージング

・前ボケありなし

・笑顔、笑顔じゃない

・光の位置(順光、半逆光、逆光、サイド光)

・コーディネート(衣装・メイク・ヘア・小物)

上記の通り、様々な方法があります。

 

この1枚が生まれるまでには、全身やミドルにて女の子らしいかわいい仕草や笑顔の写真などがストーリー通りアクセサリーを選び、彼女の魅力を表現する過程まで進んできました。

 

ここで大人っぽさを表現するためには、特徴的である目。

目線を右下に外すことで、視線の先にスペースがあるため考えことをしている印象を与え下を向くことにより七五三の撮影で彼女の魅力である長いまつげとマッチしたアイシャドウ、アイラインが引き立てて縦位置でぎりぎりまでよったトリミング。サイド光になる位置からの撮影で前後の陰影さをつけることでよりクールな印象に。手の位置を上げることにより腕が切れない構図かつ選んだアクセサリーが入るように。

 

写真の中に様々な曲線が入っていることもポイントかつ、薄い前ボケを入れることで耳が切れてしまう部分を隠し、

物理的な距離の近さを遠ざける印象を与えます。

 

この1枚で彼女の印象を大きく変化することができた、写真内に無駄な構成要素がない1枚になりました。

 

冒頭でAnothermeでの活動をし私たち自身が変化してきた話をお伝えしましたが、

自分自身も変化してきていることを実感しています。

以前、店舗内で75カットの構成を分析した時に私だけ他2名のカメラマンよりカメラ目線あり+笑顔率が高いことがわかりました。

 

普段のブログや私にお会いしたことがある方は

「この人は元気な人だ!この人は動的な写真を撮る人だ!」

と印象がついている思います。

 

私自身の特徴かつ強みでもありますが、さらに良くするためにクールな印象を与える写真を心がけています。

もちろん被写体に合わせてスタイルは変えていきますが、

被写体に合わせた、魅力を最大限に引き出せるカメラマンになっていかなければいけません。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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