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湘南店
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NUDE展

投稿日:2018/5/4

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先日、湘南店スタッフ全員で「美術の日」ということで
横浜美術館に「NUDE展」を鑑賞しに行ってきました。
 
そもそもなぜ「美術の日」が生まれたのかと言いますと。
 
継続的に行ってきたカンボジア事業を「カンボジア写真展」という形で発表しようとしている2018年、秋頃の実現に向けて準備をしています。
その中で話し合いを重ねていくうちに勃発したのが
「芸術、美術の造詣、もっと深めたいね問題」
美術が好きな人、今まで美術館にはほとんど行ったことがない人、行ったことはあるけど・・・な人。年齢の感性もバラバラな私たち。でもこれを機に、もっと美術を見る目を養ってみてはどうか?そしてゆくゆくはカンボジア写真展での展示方法の参考にもさせていただこうじゃないか!ということで、始まったのです。
 
ちなみに行く先を決定しているのが私とまゆちゃんの「チームかもめ」。
なぜかもめかというと、対する写真チームのチーム名が「くじら」なので対抗して、そしてわたくしスガワラのカラオケの十八番「かもめが飛んだ日」から命名しました。好きなんです、昭和歌謡。
よくライフスタジオのHPをご覧になってくださる方は「ライフスタジオってなんだかいろんなプロジェクトやサークルがあるんだなー」とお思いかもしれないですが、一応ここ湘南店にも、一応チームがあるのです。
人数の割合は少ないですけどね。
 
そんなわけで第二回になる今回は「NUDE展」。
 
ヌードって、どうですか?
私は実はすごく興味があるのです。芸術としてのヌードという表現って。普段洋服を着ている私たちが服を脱ぐ瞬間なんてごく限られていて、おそらく人生の大半は服を身にまとっているはず。でもこと芸術となると、ヌードそのものが表現として評価されたり批判されたりしてきた歴史が確かにあるわけです。
世の中の人々が自身の価値観をもって思うように感じ評価できるもの、そしてそこに信頼と愛を感じるもの、それがヌードではないかと思うのです。
想像するに、時代的にそれを良しとしない風潮の中でお蔵入りした作品なんかもあったと思います。そのくらい、ヌードというものがある意味即物的であったり、反倫理的なものとして排除されてしまう理由を大いにはらんでいるものでもあったでしょう。
しかし結果としてヌードはアートというカテゴリの中で歴史を刻み続けてきました。
 
人の体というのは美しいものの結晶体だと思うのです。
曲線とか、柔らかい肌の質感とか。
特にヌードで見る体のラインには人間だけが持っているしなやかな美しさがあります。
今回の展示のチラシにもなっているロダンの「the kiss」。
抱き合う男女の彫刻です。(邦題は「接吻」という妙〜なエロスをはらんだタイトルになっています)
タイトル通りにキスをする男女の像ですが、この二人はただの愛し合う恋人同士ではないのだそうです。モチーフはダンテの「神曲」に登場する男性パオロと女性フランチェスカ。フランチェスカには夫がいます。そして彼女と抱き合うこの男性は、なんと夫の弟。許されざる愛です。
しかし真実の愛に気付いたフランチェスカはパウロを愛します。しかしその後、二人の関係を知ってしまった夫は激怒し、二人を殺めてしまう。そんな悲恋の話だそうです。
キス自体は一瞬のことであり、しかし愛情を伝え合う行為。この瞬間の刹那とその美を大理石という重々しく、そして作品として約3トンという重量の彫刻におさめたことで、ロダンはその愛を確かに存在した変わりなきものとして表現したと言われています。
こう見るとなんてロマンティックな話なんだろう、と思うかと思いますが、その通りでロダンはとってもロマンチストで有名だったんだそうです。
この像が海を越えたのは今回の横浜での展示が初めてだったそうで、これを見たらロダンも喜んでいるでしょう、と解説でも言っていました。その分運搬は細心の注意を払いながらでものすごく大変だったようですが、貴重な作品を見ることができました。
 
次回の美術の日は
「ヨシダナギ×NAKED Sing - Sing!」
写真家ヨシダナギとプロジェクションマッピングなどを手掛けるアート団体NAKEDとのコラボ展示ということで、どのようなものか楽しみです^^

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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