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湘南店
スガのエッセイ2・アイスが苦手
投稿日:2025/9/12     更新日:2025/9/12
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「アイスが苦手」
出身地の盛岡市は個人店が多い街だな、と、関東に出てきてから感じるようになりました。
チェーン店があるにはあるけど、多くはない。そんな感じです。
そして最近はなんとなく「カフェ」が増えてきました。
全国的にも有名なコーヒーロースタリーがあったり、かの有名な北欧系アパレルブランドのカフェも出来たり。
盛岡市民にとってカフェ・喫茶店は「遊び場が多くはない地方都市において、自発的に変化したがる文化的欲求をも満たしてくれる憩いの場」でもあると思っています。
とにかく「お茶する」というのが好きな民、それが盛岡市民。うちに秘めたる県民性のルーツのかけらが多分そこにあります。
そして、カフェとともになぜか熱烈に県民から支持を得ているものがあります。
それが、ジェラート。
実は私が小学生の頃からそれは根強くあって、家族で出かけると帰りがけには
「ジェラート食べて帰る?」となってアイスパーラー(今はそんな風に言わなさそう)に寄ってダブルのジェラートを食べる。というのが正規のルートでした。
大抵こういったルートの舵を取るのは母親たちで、今の自分のような年齢の親たちから絶大な支持を得て、今もなおその文化が受け継がれています。
盛岡界隈には有名なジェラート屋さんが結構あって、お正月などは初詣をした後にジェラート屋さんに行くとめちゃくちゃ混んでいます。
こぞって、大雪降る中ジェラートを食べるのが盛岡市民です。(わかる人にはわかると思いますコレ)
そんなわけで私は今まで数多のジェラートを食べる機会があったわけです。
しかし衝撃の自覚。
──私は氷菓がそんなに食べられない──────
もしも「アイスとクレープどっち食べる?」と聞かれればクレープと即答するでしょう。
知覚過敏というわけではありません。
冷え性、健康面の配慮というわけでもなく。
しかし、全く食べないというわけではなく、ときどき食べます。家の冷蔵庫にもストックしています。
おいしいと思うのです。
ただ、昔から氷菓にそんなに積極的になれない自分がいます。
どういうことかというと、カップのアイスを買ってきて、2スプーン食べて冷凍庫に戻す。という食べ方をすることがあります。お行儀悪い。(自分だけで完結してるので大目に見てください)
食べきれない。
でも暑い日には食べたくなる。
でも食べきれない。
でも切り離せない。
離したくはない。なんかの歌か。
自分にとって、こういうジレンマが具現化したものが、アイスです。
クイーンオブジレンマ。
ちなみに一番好きなアイスは「クリームソーダの間の部分」です。
それだけいただければ本体は差し上げてもいいです。
photo : Taipei,2024
次回
「小学生ぶりに足をぐねった朝」
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