Photo by Suzuki
Coordi & Written by Lisa

写真において正解はない、と言う。
構図・配置・ポーズ・光・色味。。。
パターンは幾通りもある。

だからと言って何も考えなしにシャッターを切ってしまっては
誰でも撮れる写真になってしまうし、
写真を見て何も感じることができないであろう。

何を撮りたいのか
撮りたいもののイメージを浮かばせ写真で表現しなければならない。

その為に私たちは写真を学ぶ。

写真に正解はないが基礎は必要になってくる。
撮りたいイメージを作ること、
イメージを形として写真にすること、
また、被写体から浮かんだイメージをキャッチすること、

写真の技術面を学ぶことも大切だが、
何故それらを学ぶのか、
今一度考えることで再度集中しよう。

写真から何か感じることがある場合、
そこには必ず写真の技術がある筈である。



写真の少女はまるでモデルのようだった。
ポーズの指示を受ければ表情まで作ってくれる。
こちらのイメージを理解してくれているかのように自然に動いてくれる。
カメラマンにとってはチャンスだと言える状況である。

この写真のポイントはイメージにある。
脱力感すら感じるこの写真。
頭を掻くポーズとゆるっとした服装。

私は最初少女にヘアアクセを付けようとしていた。
しかしカメラマンから「ない方がいい」
という指示を受け外したのだが、
この時にはカメラマンにはイメージができていたように思う。

そしてこのイメージを写真で形にした。

濃いめの色の背景が彼女のかっこいい顔とよく合っている。
しかし目線を明るい方へ向け、光は明るく優しくすることで
写真全体に柔らかい印象を与える。
被写体の切り方として、
仕草にポイントがある為、つま先が写っていなくても問題がない。

イメージが浮かんだらその後どう残すのか、
形にできる人になれるよう
今後も写真についての技術を学んでいきたいと思う。



撮られることが上手な彼女には私の撮影練習までお付き合いいただきました。
モデル料払わなきゃいけないレベル。。
ありがとうございます。。。