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草加店
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秋のひと時。

投稿日:2020/10/20

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10歳の記念で草加店に訪れた彼女は、長い前髪を流して大人びた雰囲気と顔立ちの可愛らしさを併せ持っていました。

恥ずかしがり屋で声を出すことを躊躇ってしまう彼女。

ヘアメイクを施される彼女の姿は物静かで知的な印象を受けました。

ただ、みるみる変わっていく自分の髪型や丁寧に彩られるメイクに心が躍るような少しの高揚感も感じました。

 

この子はきっと笑顔がきらきらした可愛い子なんだろうな。だけど今は少し緊張している分、クールな部分の印象を強く受けるんだな。

 

そう考えました。

そうすると自分の中でテーマが決まります。

 

最初に受けた印象から、読書の秋。

秋はだんだんと涼しくなる風を凌ぐように、暖かい色を身にまといます。

彼女のクールな雰囲気とこちらの話に合わせてくれる優しく暖かい部分を表せるのではないかと思いました。

アイボリーのニットベストとチェックのスカートというほんのり学生服を連想させるアイテムで知的な部分を表現します。中にはカットソーではなく秋色の落ち着いたテラコッタカラーのTシャツを合わせることで堅くなりすぎないようにカジュアルに崩します。

緊張していた彼女にリラックスしてもらえるように、馴染みのあるTシャツを用いました。

 

そして読書、といっても堅苦しく難しい本ではなく、彼女の心が弾む雑誌を手に取ります。

おしゃれに興味のある年頃。こんな時期でなければきっと色んなところにお出かけだってしたいはず。

 

撮影が始まっても変わらず、はにかむ彼女のペースに合わせて、無理に話そうとするよりは彼女にたくさんの想像をしてもらえるような投げかけをします。

 

言葉はなくても彼女の最初よりも柔らかくなった表情で感情を読み取ります。

 

バスに腰掛けてこれからの季節、秋の色を身にまとい、どこに行こうか?

そんなお話をしたいな。

 

そう思いながら、彼女にたくさんの言葉を届けました。

 

 

 

カメラマンの菊池も同様の認識があり、こう綴っています。

 

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大人びた雰囲気の彼女は、

内面も少し大人びていて、私が普段から10歳と会話する内容には興味はなく、逆に大人と会話する様な話しに興味がありました。

またファッションや美容に興味がありました。

そんな彼女が一瞬目がキラキラした瞬間がありました。

雑誌でくうちゃんに似合う服を探してもらった時でした。 

雑誌をみていた彼女は本気でくうちゃんに何が似合うのか探してくれました。

なかなか似合う物が見つからなかったので、それなら一緒に買いに行った方がいいと思い、一緒に出かける絵を撮りたく、くうちゃんを待ってもらってる絵を思い浮かべて、彼女にくうちゃんが待ち合わせに遅れてるから、遅いなーって気持ちで居てね。と声をかけました。

気持ちも表現が出来るほど大人の彼女は、10歳です。

大人の話す内容も理解でき、子供でもある彼女は、大人と子供の狭間で多く事をこれから決めていくでしょう。

今はファッションが好きで化粧が好きな彼女。

心体共にまた大きくなった時に会って、くうちゃんに似合う服を提案してくれる日を楽しみに待ってます。

 

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私に似合う服は決まったかな?

カメラマンとコーディネーターが同じ意識の元で世界観を作り投げかける。そして被写体が応えてくれる。

彼女と作ったそんな秋のひと時のひとコマを。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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