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「今日はどんな日になるのかな～」

 

幼い頃、毎日をワクワクした気持ちで過ごしていたのをこの写真を見て思い出しました。

来る日来る日が毎度違う日で同じように過ごす日がまるでなくて

 

 

砂場で下向いて夢中で遊んだ後

 

一生懸命自分で靴を履いてみた後

 

水たまりにジャンプした後や、靴を蹴って明日の天気を占ったりしたその後

 

 

決まって見上げる両親の顔とその向こうの空を見やっては、今から始まることすべてがワクワクと心躍るもの。

どんな楽しいことが始まるんだろうと幼心に何度か思っていました。

 

 

この撮影のときは何気なく玄関前のステップに腰かけてもらって眩しそうに手を添え、上を見上げるといった格好を取ってもらってます。

この写真を見てなんだか幼かった頃の私と重なるようでした。

 

 

まるで靴紐を固く結んだその後に何の気なく上を見やって

 

「今日も楽しい日になるといいなー」「いってきまーす！」

 

そんな朝の情景が目の前に広がるようです。

 

 

彼の目には何が見えているのだろう

彼の耳には何が聞こえているのだろう

 

青々とした葉がひらひら舞っているのかも、鳥の鳴き声が小さく届いているのかも

 

想像していくと世界がどんどん広がっていくような感覚があり写真を見る面白さがじんわり顔を出します。

 

 

あの頃楽しかったことと言えば、遠足・バーベキュー・遊園地・・・

 

彼はこれからどこに出かけるんだろう

「天気のいい日だから近所の図書館から公園まで歩いて行ってみようかな」

 

そんな物語がこれから始まりそうな一枚です。

 

 

見ているだけでこちらまでワクワクさせるような魅力がこの一枚にはあるように感じました。