今回、「光であなたをさらに美しく表現する」がテーマです。

 

ライフスタジオは基本的に自然光での撮影を行いますが、今回はライティングを組んで光をコントロールして撮影を行いました。

 

僕たちはフォトグラファーと名乗っている以上、光を読み解きコントロールする力が必要になってきます。

 

それはスタジオ内に差し込む光を見るだけでなく、自分の感情や感性で光を作るスキルもなければいけません。

 

撮影において光を発するものは太陽だけでなく、照明機材を使ってライティングを組んで光を自在にコントロールするので、

同じ“光”でも性質の異なる光になります。

 

太陽の自然の光は輪郭を柔らかくして、温かい色の光で幻想的な雰囲気を作り被写体が美しくなります。

 

ライティングを組んでの撮影は、光を細かくコントロールしながら被写体にフォーカスできるので、光や影によって表情が印象的になります。

 

僕らは光を作り、僕らが意図したいろんな表情を引き出すために被写体と言葉を交わします。

ですが、僕がシャッターを切るタイミングはある程度の予測はしますが、必ずしも見計らって切っているわけではありません。

 

僕にも感情があり、被写体がふいに見せてくれる表情に心が高揚し、自然とシャッターを切ることもあります。

 

光が写真の表情を作り、僕らが被写体の表情を引き出す。

自分のイメージしていた瞬間を越えた時に、言葉では言い表せない不思議な感情が生まれ、被写体が僕にシャッターを切らせる。

 

そういった写真はずっと僕の記憶の中に居続けます。

 

光は僕らの写真に色んな表情をプラスし、カメラマンやコーディネーターだけでなく、

被写体の感情も合わさって完成するのがライフスタジオの写真だと思います。

 

僕たちは常に写真による視覚表現で、被写体を美しく出来るかを探求しています。

その結果、いろんな要素が合わさってできたライフスタジオでの撮影する事で、お子様の普段とは違う一面が見られて、

その一瞬の出来事が特別な感情となってずっと記憶の中に残り続けるのだと思います。

 

photographer：Yamaguchi

coordinator：Shimura

write：Yamaguchi