店舗フォトジェニック集


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澄んだ空気の中で

投稿日:2020/10/20

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秋と言えば
食欲の秋
スポーツの秋
読書の秋

四季の中でも秋はバライティに富んだ季節で、なんだかワクワクしますよね。

紅葉にハロウィンなどのイベントも盛りたくさん。
何度も着れないような
トレンチコートや薄手の上着をつい買ってしまうのも秋ならではで、
おしゃれを思う存分楽しめ、個性を出せる季節です。


なおちゃんがこんな写真を撮りたいと見せてくれたのは
しっとり静かな写真でした。
それは、
昔から越谷に撮影に来てくれている彼女の今を写すのにはピッタリだと思いました。
私が撮影に入ったのは3歳の時と、今回の撮影で2回目ですが、毎年欠かさずに越谷に遊びに来てくれている一人です。
毎年成長を陰ながら見届けていますが、出会った3歳のあどけない彼女の印象が大きく、久しぶりあった彼女は、急に大人になったような不思議な印象がありました。
恥ずかしながらも慣れた様子で挨拶をしてくれる彼女は、
質問にもしっかり受け答えをしてくれますが、じいじの話をする時には、無邪気な表情を見せてくれ、子供らしさも垣間見えました。
しかし、落ちつきが増した彼女は私にとっては昔の印象からかけ離れた大人びた姿と落ち着いた様子が一枚を表す時、彼女らしいと思います。

コーディネータとしてできることは、なおちゃんのイメージを形にするため、インテリアと被写体である彼女を空間に調和させながら、彼女のらしさを引き立てるコーディネートをすること。
カメラマンのシャッターチャンスを一緒に生むことです。

衣装はレースの襟付きのシャツとパンツを選ぶことで、彼女の印象をより確固たるものに。
足元に靴下を加えることで肌寒くなった季節の移ろいを写すよう意識しました。

そして、最大のポイントは緑のチェックのスカーフを足元にプラスしたことです。
色味と生地の質感が全体に重みや厚みを与え、調和をもたらせたのではないでしょうか。

日本は四季があり、季節ごとに楽しみがある楽しい国です。
その時々を楽しんで過ごせたら幸せですね。

coordinator by Takako kawahara

 

秋は私が一番好きな季節です。
どこが好きかを一言で表すと「澄んだ空気感」。
単純に涼しくなったというのもあると思いますが、秋になるとなんだか心もスッキリするような落ち着くようなそんな感覚になります。

それを感じる瞬間がなんだか好きなのですが、この季節にそんな「澄んだ空気感」を感じる写真が撮りたいと思いました。

被写体である彼女は着物の撮影を終え、緊張感もほどけてリラックスしていました。
スタジオにはここ毎年来ていただいていて、去年も私はご一緒させていただいていたので、撮影の合間は少しおちゃめにふざける面も見せてくれ、そこが6歳の彼女らしくて可愛いなと思いました。

しかし撮影になると少々大人びた表情を見せます。
そんな彼女をこの秋の空気感で表現したいと考えました。

選んだのは「窓辺」。「澄んだ空気感」を出すためにはやはり外という開放的なポイントが必要でした。

ポージングは椅子に寄りかかって座り、足は台の上にあげてもらうことで、普通に座るよりも体のラインが現れます。
あえてアンダーに撮ることによってシルエットがはっきりし、逆光を選んだ意味が見えてきますよね。
部屋の中のイメージなのに靴や帽子も身につけたままなのは、それがこの大人びた彼女をより一層引き立てているからです。
コーディネーターである貴子さんが置いてくれたストールが少し肌寒いであろう外の様子を想像させます。

この日の天気は曇り。今にも雨が降りそうな天気です。
秋の天気は変わりやすいというように、このところ雨続きの毎日でした。

こんな日は晴れたらどこに出掛けようか想像しながら、お家でゆっくり過ごしましょう。
夏の暑さから解放され、秋の空気の心地よさを部屋の中で感じられるよう窓辺で。

そんな彼女の様子がこの写真を見て伝わりますでしょうか。

photo by Naomi tanaka

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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