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ときめきの瞬間

投稿日:2019/3/18

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Osaka 1st Photo

Photo&Write by Lisa

 

彼女はとっても自由。

 

よく笑い、よく遊ぶ。

 

「天真爛漫」を体現してくれていた。

 

彼女には元気な弟が居て、二人揃うとよくフザけて楽しそうに遊ぶ。

 

彼女一人で撮っている時、こちらが指示したポーズをしてくれることもあるが、

本来の彼女は私がカメラを置いた瞬間、彼女が走り出す瞬間にある。

 

それが彼女であって、その瞬間こそがシャッターチャンスだと思った。

 

 

 

時間が経てば経つほど彼女の自由度は増して、

カーテンに隠れてなかなか出てきてくれない時間があった。

 

別の遊びを提案することで、カーテンから出てきてもらうように誘導することはできた筈。

 

カメラマンであれば、意図を持って、作り込んだ撮影をするように心掛けている人が多い。

 

だがその時、そもそも出てきてもらおうとすることは撮影者のエゴではないかと、ふと思った。

 

彼女がカーテンから出てこないのは、私に少し意地悪をして楽しんでいたのだ。

 

そのままで、彼女が楽しんでいるその瞬間こそが、シャッターチャンスだった。

 

 

 

乱れた髪も、

カーテンで顔が隠れていても、

カメラ目線じゃなくても、

 

その仕草こそが彼女だった。

 

 

 

この写真がスナップ写真ではなく、私の写真に対しての正当化でもなく、

意図を持って撮った写真であると証明したい。

 

「ちょっと~~カーテンから出てきてよ~!」

と一度は言ったものの、「彼女らしさ」に気付き、二度は言わなかったこと。

 

次の瞬間、彼女の後ろのライトを点けて光量を足したことで、白い衣装との調和を。

 

乱れた前髪を直さなかったことで「自由」を表現したこと。

 

伸ばした腕の先とは反対側に彼女を寄せたトリミングで構図のバランスを取って。

 

彼女が自由な姿で楽しみながら、隙間で見つけた表情。

 

この表情の瞬間にシャッターを押したこと。

 

「ときめきの瞬間」はこれだった。

 

 

 

HPにこのような文章がある。

 

「“もう一人の私” を、被写体自らが発見する瞬間こそシャッターを押す決定的な瞬間です。
その瞬間のときめきとも言える感情は、カメラマンはもちろん、被写体の喜びの瞬間だと信じます。」

 

 

 

隙間の表情に“もう一人の彼女”を見たようだった。

 

私はときめいたのだけど、5歳の彼女はどう感じるだろうか。

 

いつか彼女が「もう一人の私」に気付いてときめく瞬間が待ち遠しい。

 

 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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