店舗フォトジェニック集
Photogenic
はじめての、ちいさな瞳
投稿日:2026/1/31
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最もこだわったのは、画面の中に揺るぎない「安定」を置くことです。 初めて子どもという存在をファインダーに捉えるにあたり、背景となるインテリアの棚、そして床のライン。この水平と垂直を愚直なまでに意識し、端正な四角形の中に物語を閉じ込めました。
この幾何学的な秩序があるからこそ、その中で自由に動く赤ちゃんの曲線美、そして予測できない生命の躍動が、よりいっそう鮮やかに浮かび上がるのだと確信しています。
今回は、おもちゃの「積み木」に夢中になっている、その何気ない日常の断片を切り取りました。 カチカチと音を立てて積まれていく木の色、棚の質感、そして赤ちゃんの柔らかな肌。 これらが重なり合い、調和することで、単なる記録写真ではない、一枚の絵画のような奥行きを持たせています。
特に心惹かれたのは、遊びに没頭する中で、ふと名前を呼ばれた瞬間に見せてくれた表情です。 レンズを向けられている自覚のない、純粋無垢な視線。 それは、大人の計算では決して引き出すことのできない、今この瞬間にしか存在しない「奇跡の表情」でした。
私のお気に入りは、画面越しでも触れられそうなほど愛くるしい、むっちりとした頬と、ちいさな足の質感です。 あどけない赤ちゃんの造形美と、インテリアの整然とした佇まいが合わさることで、可愛らしさの奥に、どこか凛とした気品が漂う一枚になりました。
初めての子ども撮影。 戸惑いながらも、その生命の輝きに導かれるようにシャッターを切った、忘れられない1枚です。
Photo by [Nishino] Coordinated by [Naganuma] Written by [Nishino]
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