PhotogenicChiba Forest

「Shadow」

2020/1/29

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根拠を作ると言う事 Ⅱ.

 

曇った日.

フォレストの曇りの日はすべてが鮮明に写ります。太陽の光に反射されてアウトフォーカシングされてた物の質感、形状、色味そして被写体の真っ白な肌まで鮮明に写ります。もちろん露出に影響を与える光の量が少なくなるからです。

 

適正な露出を基準にし75カット全体の5分の4以上が明るい写真です。理由はたくさんあります。光の濾過がない自然光をそのまま受け入れハイライトが多い環境状態で撮影をするからで、露出が足りなくてISO感度を上げても解像度が悪くならない良いカメラを使用してるからです。撮影する背景自体が立体的なインテリアで構成されているので、線と面、小物すべてが鮮明に写る場合ごちゃごちゃな写真になってしまう可能性があります。私たちが撮影した対象つまり被写体が家族や子供たちが多いため明るく、柔らかく、きれいな雰囲気の写真を一般的に演出することも大きな理由だと思います。しかし考え方を変えてみるとすべての理由は言い訳になることも克服することができない限界になってしまうこともあります。

上の写真は全体的にシャドーです。ハイライトはヘアアクセサリーの羽とレースだけです。ここでその次に明るい露出は被写体の肌の色であり竹と葉の線ぐらいです。被写体の後ろからback lightをspotに当ててくれる場合はもう少し完成度がある写真になったと思います。曇りの日、雨の日、太陽が沈む時間などの露出が少ない環境では今よりもっと暗いところへ入って撮影してみるのもいいかもしれません。

曇ったり暗くなる時間、竹の森は濃い緑色の階調を作ります。竹の幹と葉、近いところから遠いところへの遠近感は色で塗ったような背景になります。被写体の繊細な動きと表情が静的な写真で表現されます。

個人的な考えですが横フレームは広い写真を表現するために多く活用して、縦フレームは深い写真を撮る活用しています。視界に入らないのを広角で範囲を決めたりフレームの余白を残したい時は横で遠近感を活かせる深い色味や節制された画角を表現たい時は縦を選びます。節制された画角のいいバランスに圧倒される事もあります。狭い角度の中で淡い色から濃い色まで階調が明らかになって質感と線が最大化されて写真の繊細さやディテールさに視線を集中させてくれます。

この写真を何回も見てしまう理由は全体的に低い彩度と濃度、静的な手の動き、ベール越しに見える小さな顔、赤い色のほっぺと唇が一枚の写真に圧縮されて集中して見てしまいます。「はっきりとした深い写真」は私の好きな写真です。誰もが同じような条件で撮る写真ではなく条件と環境を自分のものにしながら撮る写真が面白い写真だと思います。

 

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life studio chiba forest

photographer_ Lee

coordinator _ Ishikawa

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