Photogenic
浜松店
素材とヒカリ
投稿日:2022/11/29     更新日:2022/11/29
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今回の主役ではない彼女は、私も撮影してほしいな、と言っていました。
言っていたと言うのは、心の声で、誰にも聞こえない心の声で
私にそう言っていました。
思い込みかもしれないけれど、声にならない声を聞くことの大切さについて思います。
主役はトイレに出かけていて不在
そこには私とmayuyuくらいしか残されていませんでした。
立って、座って、何ポーズか撮影しました。
時間は朝で、浜松店の2階の窓から
工事中からずっと願っていた床に落ちる窓の影がありました。
セーブしていたシャボン玉を取り出したmayuyuがすごくかわいいサイズの
シャボン玉をすごくいい場所に吹いてくれました。
彼女もわぁ!と言って、目で追いかけました。
この写真はそう言う写真です。
だから、特別なライトも技術も使用してません。
唯一使用された技術は
その日のお日様と、コーディネーターの作る空気感と
彼女が一瞬でも主役になってほしいと願うような
そう言うコーディネーターとしてのmayuyuのアピールを感じる
コットンニットの上質なワンピースと
可愛く結われた髪と
そして声にならない声を聞く私の能力です。
この写真は、もしかすると撮影しようとすれば誰でも撮影できるものなのかもしれません。
でも、声にならない声を聴いて
それを一瞬で叶えたいと判断して
髪を結っておいて
虎視眈々とそのチャンスを狙っていたコーディネーター、
同じ声を聴いていて、
ああ、彼女の思いに応えたいなと感じた私のキモチ
その二つが合わさって撮影できた特別な一枚なのです。
一枚の写真には、物語があります。
85カットの中に、そんな私たちの
「大切にしたい関係性」を詰め込みました。
ライフスタジオの写真は、一人では撮影できません。
被写体、ご家族、そしてコーディネーターとフォトグラファー。
それぞれの関係性が出来上がってこその一枚になる、
私は今日もその小さなこだわりを信じています。
午前中の秋のヒカリ、コットンニットのワンピース
手作りのチュールクラウン
時間を作り上げた素材
ホントはこんなお年賀状用の一枚を撮影するために
スタンバイしていた瞬間の出来事でした。
ふふふ
model:my dear
coordinate:mayuyu
photographer:mari
studio:Hamamatsu-2F
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