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[report] 2017.08 「HP Monitoring Report」vol.4

投稿日:2017/9/21

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2017-08
 
Homepage Monitoring Report
Vol. 4
 
マーケティングチーム 石垣貞娥
 


HP Monitoring Report とは
One Pointが集中している「ホームページに道がある」をベースに1ヶ月間持続的なモニタリングをし、ライフスタジオのホームページ場で起きている動き・変化・状態を把握し、より良い代案を提案します。



1. 今月のイシュー

#001 全体的な数値の変化



先月の「HP Monitoring Report vol.3」以降、One Point店舗ページの全体的な動きをみると6月に7月の平均13%の下落、7月から8月には約3.5%で小幅上昇することを知ることができます。 (店舗ページビュー比較)これに加え、7〜8月に個人的なブログのページビューも同様に下落を示しました。 (詳細な比較は、2章店舗別の統計情報を参照)
 
その原因を推定してみると、個人のブログの場合以前のレポートで報告したようにブログの更新率が月末に集中的になっており、上がってきたコンテンツが公開されて時間が比較的短かったこと、そしてスタッフブログがホームページのメイン画面で確認できるようになって個人のページでカウントされている数が少なくなった点が挙げられます。
 
もう一つはワンポイントのメンバー間の動きが鈍化している傾向です。個人ブログの更新率は横ばいでしたが、コメントなどお互いの投稿への反応が以前より減ったことで影響があったように思います。
 
一方、8月の統計を出す過程でスタッフブログのビューが分散してカウントされているアルゴリズムの変化に気づいたので次のホームページレポートではこのような変化に応じて現在の数値を補完する統計を取っていく予定です。
 


#002 店舗イベントの実施

店舗別イベントの実施Google Analyticsから確認できる数値は多少減少したが、店舗内での動きは活発だった8月でした。特に本社を含む各店舗でもイベントを試験的に実施する姿が見えました。
 
7月の草加店では誕生日のお祝いイベントをはじめ、8月には青葉店フィルムカメラを用いた写真コンテスト、草加店のスタッフたちの人気投票とOverviewのモデル募集というダブルイベントを進行することにより、顧客の関心と興味を誘導しようとする努力が見えました。



イベント進行の結果について両店舗とも月末の報告書やホームページを通じて現段階の可能性と限界を提示していました。普段店舗で運営に必要な撮影や業務以外で、顧客とよりコミュニケーションをとりスタッフがチームワークを発揮できるようになったという面でイベントの肯定的な効果がありました。しかし、一方では限られた時間の中でのイベントという新たなプロセスが追加されることで時間の効率的な管理、業務の優先順位、銅線などが乱れたという声もありました。



 
青葉店ではこれらの限界を克服するために、9月の店舗イベントは撮影や業務の+アルファではなく撮影の中にイベントが溶け込めるような工夫をしました(働きマン)。また、店舗イベントの新たな形として所沢店では[Neighborhood]撮影イベントを始めます。お客様からのお便りをもらい店舗が休みの日を利用して撮影をしに行く内容となっています。また、本社も10月以降顧客と一緒にすることができるイベントを企画中いるので、Online上で顧客の参加を呼びかける動きを作っていこうと思います。
 


#003 個人から店舗へ

One Point通信4で提案されたように、イベントが店舗単位の「やったことを成されたことに」するため実体作ることが出来るのか様々な試みが続く中、ホームページに注ぎ込んだエネルギーも個人から店舗へ移行する傾向を示しました。イベントのお知らせ、過程、結果報告に至るまで伝えるべき内容が物理的に多かったため、店舗のNews / Our storyの更新が前月比上昇しました。
 
店長とのインタビューによると現場でのエネルギーがイベントあるいは店舗会議に費やされた部分が多かったという意見でした。店舗ごとの差はありますが4月以降6ヶ月間「ホームページに道がある」を進行しながら個人のブログで蓄積エネルギーが安定化され店舗単位へ移行される時期になったと思います。
 
 
<Pick up ! 集中分析 横浜青葉店>

ホームページでのエネルギーが「個人から店舗へ」移動した様子を明確に店舗が8月の青葉店でした。店舗ページのそれぞれのメニューがバランスよく更新された青葉店の統計は以下のとおりです。



今年の夏、「顧客」というキーワードをさらに具体化し「近い写真館」という明確な目標を立てたのが7,8月にホームページ活動にそのまま反映されています。



Overviewの変更、イラストを使用したステップの紹介、最初のイベントを実施、【青葉の作り方】など…今の青葉店の動きは店舗が目指しているキーワードを移し入れる器、すなわち枠組みを作るっています。そのため店舗でできることは何かを模索しながら試験的に挑戦する動きを見せています。

 あおばの作り方
 

店舗で実際に変化される環境・業務改善の状況をオンラインでも発信しています。ホリゾントのペンキ塗りや、店舗の入口の配置、青葉点独自の顧客カード等は[顧客]というキーワードに忠実しながらお客様が店舗でのサービスの提供を受けることができるか、それらのために青葉店が日々どのような努力を傾けているかどうかをOur Storyから各メニューの担当者(機動隊員)が身近に説明しています。

店舗イベントのお知らせ
 
8月、青葉店の店舗掲示物は合計15個、その内イベントに関連が7つでした。イベントのお知らせから進行中のプロセス、結果発表に至るまで一ヶ月間店舗が集中しているイベントの内容をオンラインでタイムリーに提供しているので店舗を訪問する前からイベント参加後まで店舗ページに誘導することができます。このような努力は一度に起こるのではなく、継続的な過程の中で行われています。先に申し上げたように[顧客] [近くの写真館]という具体的な目標を立てて、それを実現することができるよう担当者が責任持って最後までの企画に取り組んでいます。それに他のスタッフの協力も加わりイベント参加人数110人という数字を達成することができました。
 
五明店長の報告によると、現場での改善点はもちろんあるが8/9/10月までの3ヶ月間の顧客の参加を誘導して、現場のスタッフが楽しむことができる内容のイベントを計画しているので、現段階では結果に関係なく店舗ができる範囲を測定するため3ヶ月間行う予定だそうです。
 
エネルギーが個人で店舗への移行と同時に個人のブログの動きはやや鈍化しました。青葉店のスタッフのこれまでの活動が活発だっただけに、その反動幅が大きく感じられたかも知れません。個人のブログ更新率1,2位を争ったとGomeiさんとReiriさんの更新が平均値に近づいたことがグラフの大きな変化と言えます。



しかし、これは否定的な信号ではなく個人の基礎体力が十分に確保された基盤を持って店舗にエネルギーが移される時の望ましい姿を見せてくれた青写真ではないかと思います。 9月以降には店舗のイベントに加えAAKの動きも活発になるものと期待するので[個人、店舗、顧客]という3つのカテゴリーの選択と集中を通じた適切なエネルギーの配分が必要な時期です。その意味で7、8月に青葉店の動きはOne Point店舗が進むべき道を提示してくれた良い事例でした。



2. 店舗別統計及び分析

#001 越谷店



7月にOverviewの更新がありました。
 
2016年ライフギフトが開始される頃のOverviewから季節感もあり現在の越谷にあるメンバーたちの写真に変更、またライン/インスタ/フェイスブックなどのSNSへのアクセスを容易にするためのアイコンも配置しました。しかし、Overviewを通して他の店舗とは差別される越谷店だけの個性と魅力を見せるには多少のシンプルな構成でした。
 
Our storyは店舗の月例会議の様子と顧客を紹介する内容です。ホームページで店舗単位のイベントはありませんでしたが7月に行われたI Love Youのイベントを11月にも開催される予定です。
 
毎月更新されたEducationは今月休みました。



越谷店は、先に申し上げた平均的なグラフ(個人より店舗の動きが活発化する)ではありません。むしろ個人のブログ更新が小幅上昇しました。着実に個人プロジェクトを進めているManamiさんとKatsuさんが躍進しました。プロジェクト自体も顧客との距離が近いテーマであるため今後AAKも繋げやすい要素があると思います。
 
インスタグラムの活動面においては店舗独自のコンセプトや軸はまだ見えていません。既存のホームページに上がってきたNews / Our Story / Staff blogで選別した内容が時間差であげています。記事の内容もインスタグラムに合わせて再加工するよりホームページの内容そそのまま発信しています。ホームページの内容をインスタグラムという拡張性のある媒体で発信するという点で同じコンテンツの露出頻度を高める利点はありますが、インスタグラムという環境に適した方法を工夫して見てはいかがでしょうか。
 

 
#002 草加店



One point店舗のうち唯一、7月より8月の訪問者数値が少なかった草加店。
 
恐らく7月に行われた誕生日のお祝いのイベントの影響があったではないか予想されます。(Ourstoryのヒット比較)8月に行われたダブルのイベントは事前準備の概念より当日撮影した顧客に当日説明し参加を誘導する形式であったため、オンライン上での動きを招く要素は(以前より)やや少なかったと思います。

店舗メニューのすべてのカテゴリーで均等に更新がされており動きを感じます。ただし、一つ残念なことはコンテンツを更新するたびに似たようなイメージを使っているのでぱっと見新たな投稿と古い投稿の違いを直感的に読み取るのが難しいです。統一感と新鮮さのバランスを見つけることを提案します。



草加店の個人ブログは、平均的に同様の傾向。店長の鈴木さんが多少停滞していますが全体的には量・質ともに安定している様子です。内容を見ると写真関連が40%以上を占めているのでおそらく店舗内ではカメラマン教育・撮影教育に重心があるのではないでしょうか。



草加店のオンライン活動で注目してみるべき点は、現在のOne Point店舗の中でもインスタグラムの発信量が多いということです。曜日別に担当の人がその日の撮影された写真やオフショット、日常などを上げています。デザインの枠組みがある程度決まっているので統一感のあるフィード作りができているように思います。
 
ただし、写真とデザインの質が良く各スタッフが個性あるセレクトをしているに対しそれに伴う文章はあまり変化がないので、それぞれのコンテンツに適した内容が入るとより親しみを感じるフィードになると思います。

 
#003 所沢店



所沢は店舗ページも、インスタグラムもコンセプトがはっきりしています。
 
P.O.Pという写真プロジェクトが店舗情報の発信がほとんどを占めています。一見、同じ内容の繰り返しという印象を与えるかもしれませんが、写真というイメージが持つ多様性を持って飽きないように店舗ページを構成している感じがします。また、店舗内での交流(店舗会議兼旅行)やP.O.Pをしながら撮影されたオフショットなどで店舗の内部文化を味わえる楽しみもあります。
 
「写真で勝負する」という目標が[写真人文学]を通じてより深くなり、「P.O.P」活動と文章を書く工程を2回経験しながら、所沢店独自のやり方やパターンができあがったようです。 9月からはその領域を広げて内部スタッフ・スタジオという枠を越え、お便りをもらって撮影に伺うイベントも計画しているので所沢が目標としている軸がさらに豊かになることを期待します。



インスタグラムの運営においては、P.O.Pに集中して、ライフスタジオの顧客以外にも写真に興味のあるユーザーと繋がる狙いで#タグの使用などを試みているそうです。



個人ブログは安定。毎月上がってくる内容も一人一人の中で枠が決まっているような感じです。店舗会議を経て毎月の反省と次の月の計画、P.O.Pや写真の分析、そして個人プロジェクトと日常などが加わる感じです。全体的な統一性も感じられ、個々人の能力・意志・個性に応じて変化が感じられます。
 
店舗が共同で追求している一つのキーワードが軸になって、それを中心とした活動を重ねながら所沢店の柱がホームページに実装されているという感じがします。今後所沢点持っている良いエネルギーと能力を拡張することができる方法として本社とのコラボレーションなども期待できそうです。
 

(横浜青葉店の情報はPick upで紹介したので、ここでは省略します)
 

 
#004 新横浜店



人間臭さが魅力の新横浜店。
 
6月に発表したホームページレポートでは新横浜店のインテリア工事が多数の発信力によってイシューを生み出す効果があったとピックアップして紹介させていただきました。しかし7、8月の新横浜店の活動はオンライン上で立体的に見えにくかったのではないでしょうか。
 
店舗内の状況を聞いてみると「#やっぱりライフ」のイベントを積極的に推進したのみならず、店舗や個人のアカウントでお客様に丁寧にコメントを残す他、イベントをきっかけにその後も活発にコミュニケーションする姿を見せてくれました。また、店舗のメンバー全員で行った箱根旅行でも一緒に働いている仲間との関係性を確認できるきっかけになったと言います。
 
しかし、店舗インスタグラムやホームページではそのような様子を確認できる根拠が不足したように思います。たとえばOur Storyにあげた16個の記事はワンポイント店舗の中でも最も高い数値を記録していますが、内容を見てみると#やっぱりライフのイベントで顧客に残したコメントを置き換えたもので、その他店舗内で起こった活動を確認するだけの記事はありませんでした。
 




個人の動きは新しいインテリアでの撮影が始まり8月の新横浜店は積極的に店舗の新しい写真を探すのに注力しました。 店舗Photogenicに上がってきた掲示物の数と内容を見るとそのような現場の雰囲気を十分読むことができます。
 
お互いに撮影教育をしたり学んだりする立場になって、計画と内容が作られている姿を見せてくれました。また、9月以降に新たに合流するフォトクリエイトのメンバーとの撮影教育に取り組む姿勢を垣間見ることができます。
 
また、神奈川全体会議の間に本社のヘヨンさんと一緒にした30の余分の短いミーティングでアドバイス受けた内容(新横浜店の写真の本質、コンセプト、暗い写真、家族写真)などを課題に挙げて足りない部分を満たそうとする努力が撮影された写真や文章から表現されています。その結果、新横浜店の及川さんの写真は今月のPhotogenicに選ばれました。



#005 本社



本社のページも7月から8月に小幅上昇を示しました。
 
Instagramのフォロワーが増え、本社が発信している情報(News Zioなど)が関心のある内外部の人々に公開される頻度が増えたと思われます。また、Sonokaさんのデザインが入ったOur Storyでの安定した発信(11件)もページビュー上昇に肯定的に作用したと解釈できます。



しかし、店舗と比べて50%に満たないページビューは本社が解決すべき課題だと思います。拡張性を図るためInstagramを導入してSonokaさんを中心に作った良質のコンテンツが用意されているので、より多くの人々に情報を伝達して共感を得るようにすることが「ホームページに道がある」の中で本社が果たすべき役割ではないかと思います。
 
これらの問題を解決するために本社の内部でもInstagramだけでなくFacebookの導入も検討中ですが、選択と集中という点で何が優先されるべきことかについて今後議論が必要です。



本社スタッフの情報発信量は店舗スタッフに比べかなり少ない状況です。
もちろん、個人のブログに含まれていない情報報告書や月間のデザイン室、News Zioなど本社固有のコンテンツがありますが、量を離れて見ても個人的なプロジェクトなど中長期的目標を進めているスタッフの数が比較的少ないということは反省すべき点です。
 
しかし7、8月に本社スタッフの活動が他のスタッフ/店舗の投稿あちこちで発見されました。以前より他のステップのブログに上がってきた投稿に積極的にコメントをしていて、店舗の意見によると「本社の人員がホームページ場での動きを関心持って見ているようだ」という意見もありました。
 
本社のインスタグラムは#やっぱりライフを進行しながら、既存の構成したNews Zio/アワードの他にイベントのお知らせ、参加誘導、結果発表などの追加的なコンテンツが発信されました。イベント進行に応じて発信する内容をより軽く、快適な言語で伝達しようと心がけた結果、フォロワー数の増加とともに投稿に対する反応も比例して増加しました。本社のインスタグラムを見てMVPスタッフに撮影を依頼する事例もあったそうです。 (新横浜店・小林)



2. 本社のInstagram報告  

8月にはライフスタジオとしては初めての景品付きのイベントを実施しました。10年間の感謝の気持ちを込めて、Instagramの拡張性などなど理由はたくさんありますが初めてのイベントだったということで自分たちに出来ること、足りないこと、課題やもっと大事にすべきことなどを学んだ期間でした。
 


これまで商品・予約に関するお問い合わせ以外に本社と顧客が直接繋がってコミュニケーションをとったことはほとんどありません。SNSという環境の中で直接顧客の声をお聞きできたのは意味ある初めての一歩です。一方的で畏まった情報だけではなく、顧客も気軽に普段から疑問に持っていた予約システムや現場の雰囲気に対する質問・ご意見を下さり相互のコミュニケーションをとることができました。
 
さらに感じたことはOfficialの担当者は各店舗のスタッフや撮影の雰囲気などを把握していてこそ遠方の顧客とも真のコミュニケーションが取れると思いました。

⚠︎景品の配送に遅れが出ており、10月以降のお届けを予定しております。大変申し訳ございません。)
 

イベントへの呼びかけも大事ですが、お客様の手元までしっかりとお届けできるまで韓国デザイン室と協力し9月中にはお客様へ順次発送できるように段取りをしています。


イベントの結果報告に関してより詳しい内容は本社ページのReportをご参照下さい。





 

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