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越谷店
想い合い
投稿日:2025/11/15
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家族写真を撮る時、私が撮る写真にはその人達の関係性が表れる写真であってほしいと思っている。
たくさんの家族写真を見てきたし撮ってきたが、「家族が同じ空間に並んで写真を撮っている」という条件、写すものは同じであっても、やはり全て違う。
家族の中にいるそれぞれの人の振る舞い、表情、距離感。
もっとあるような気がするが、色んな条件があって、家族の形が作られていく。
そして欲を言えば、自分が撮る写真にはその人達と私とだから撮れる写真であってほしいとも思う。
ご家族の、「写真を撮りたい」という想いがあって、実際に私たちがご家族と接していく中で、ご家族の関係性、それぞれのキャラクターに触れて理解していく。
私たち撮影者の想いも加えながら、どういう写真を撮るのか決めて撮影する。
この写真を撮った時のことを思い返すと、ご家族の想いと私たちの想いがリンクしていた感覚が残っている。
イメージカットのような写真も撮りたいというご家族のご希望がありながら、私と愛美さんとで色んな形を撮影しました。
その中でのこの写真。
まずはシチュエーション。
仲の良いご家族だったので、ソファーに皆で座って普段通りの関係性が表れるようにし、
この写真の前には引き写真から始まり、お互いが会話しているところも含め撮影していきました。
光は逆光。自分が印象的に撮る時は逆光を使うことが多いです。
シチュエーションの最後に、このアップの写真。
次のポイントは、ご家族の並び。
これは愛美さんが組んでくれましたが、4人のキャラクターを考えると、非常にしっくりきます。
明るく太陽のようなパパ。優しく家族想いなママ。大人でしっかり者のお姉ちゃん。素直で癒し系の妹ちゃん。
これしかない並びだと私も思うし、この並びだからこその皆の表情があるような気もしています。
そして、カメラマンである私の撮り方。
印象的な写真を撮るために、いつもやらないような撮り方をすることで、新しい形や雰囲気が生まれることを私は期待しました。
この時、背景とご家族、そしてご家族からカメラまでの距離は、これ以上できない程に遠く設定しました。
越谷店の構造を知っている人でないとあまり理解できないと思いますが、私は部屋の外へ出て、さらに階段を登って途中の小窓の外側から撮影しています。
狙いとしては、これだけ距離を離した上で望遠レンズを使い、写っている限りの背景も大きく見せ、ご家族一体感も圧縮で撮ることで増して見えるようにしました。
左のスペースに前ボケも使っていますが、お部屋の壁のガラス、さらに階段の小窓のガラスとご家族とカメラの間にはガラスが2枚あることになり、少しふわっとした質感も出ています。
このご家族と私たちだから撮れた写真だと思いますし、
こうして想いを寄せ合いながら撮影をすることこそ、ライフスタジオらしい撮影だと改めて感じました。
Studio by LIFESTUDIO KOSHIGAYA
Photo by Takashi Umino
Coordinator by Manami Saito
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