Photogenic
名古屋栄店
光の方向と反射光のコントロール
投稿日:2025/8/15
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窓から差し込む自然光は、使い方ひとつで写真の空気感を大きく変える。
今回の写真では、左上から入る拡散された窓光と、白い床からの反射光を組み合わせることで、赤ちゃんの表情にやわらかな陰影を作り出してみた。
栄店で数少ない場所で、自然光の入って欲しいタイミングには使いたかった光が消えてしまう事が多々あるので
今回はベランダにある人工的な光を使用した。
直射ではなく、レースカーテンや白い床で一度拡散され、角のない淡い影を形成。
その結果、肌の質感はふんわりとし、目元や口元の陰影もやさしく馴染んだのではないだろうか。
さらに、床面の白がレフ板のように機能し、影の奥まで光を回してくれるため、
全体が明るくクリーンな印象に仕上がった。
・光源の方向
被写体の左上から光を当てることで、立体感を保ちながらも柔らかさをキープ。
被写体の視線も光の方向と合わせることで、自然な開放感を演出。
・反射光の活用
白床の反射を利用することで、影の中にも光を回し、暗部のディテールを残す。
・カメラ設定
絞り:f/2.8
シャッタースピード:1/400秒
ISO:250
とりあえず光の当たる場所で遊んでいて欲しかったのでアシスタントの青ちゃんには積み木に夢中になったお子様とその場で遊んでもらっていた。
カメラ目線を狙わず、遊びに夢中な瞬間を切り取ることで、表情と光の自然さを両立させてみた。かわいいね。
限られたスタジオの中で”美しい光”を作ることを試行錯誤して今までそこまで使っていなかったライトを使用し
また新たな構図が生まれ、これからの撮影にもっと使っていけるように考えてみることにする。
私の1歳の撮影時のモットーはとりあえず遊んでて!私が動いていいところ探す。である。
難しい事を要求することはない。(そんなにないはず)
相棒のアシスタントにお子様の心を開いてもらって遊んでもらっていいところを撮影する。
大きい子だとポーズ指定はもちろんするが、1歳2歳のお子様にあれしてほしいこれをしてほしいと希望のある親御さんももちろんいるが、
できるだけ希望の形になるようアシスタントと二人で考えて遊んで誘導するのも楽しい。
毎日が挑戦の仕事だと思う。
photo&writeen by Ito Azusa | coordinator by Aoyama Nao
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