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ヒーリングキャンプ(2014-8.9.10)主題「それをお金で買いますか?」

投稿日:2016/11/11

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『それをお金で買いますか~市場主義の限界~』 マイケル・サンデル著(8月)        担当: 金
 
マーシャルの『経済学原理』によると「人類の歴史を前進させて来た、一番大切な原動力は宗教と経済である」と言っているように、今の人類歴史において経済が及ぼしている影響は凄まじい。
今まで経済学の背景知識としてアダムスミスの経済学から始まった資本主義、ケインズの修正資本主義、ハイエクの新自由主義などによって今の現代社会がどう形成されているのかを先月まで勉強して「国家Stateと市場Marketの両者の関係がどうあるべきなのか?」の問題が経済学問題本質である事も分かってきた。
今回は社会問題突っ込む会の延長で新自由主義の代表的な国であるアメリカを中心に、「財貨や価値をお金で買う事が出来るのか?ある物事にどのようにお金で価値を付けるのか?」という事を考えていきたい。
まずこの本には様々な事例が出てくる。その事例を著者の言葉を借りながら下の4つのツールで考えてみたい。
 
討論して行く上での基本的なフレーム
①市場価値(経済的効率)は?
②不公正(強圧・不平等)?
③腐敗したものは?
④財貨の本質は?
 
 
-マイケル・サンデルが主に批判している思想とは?
・功利主義:最大多数の最大幸福の原理、多数決原理
・自由市場主義:自由競争の原理で能力のある者はだれでも豊かになれる。
-マイケル・サンデルが主張している思想の軸は?
コミュニタリアン:個人の権利より社会の善を考える。共同体主義。
アリストテレス:中庸の徳
 
第1章 割り込み
市場経済:生産活動を統制するための重要で有効な道具。
市場社会:人間の営みのあらゆる側面に市場価値が浸透している生活様式。
 
・航空会社のファストトラック
市場価値はお金さえあれば付加価値で経済効果を出す。肉体的・精神的なゆとりを得られる。
手荷物検査など国防に関わることみんな協力してもらっている秩序をみだしている。
 
・USJ
ファストパスの市場価値はパスを購入した金額の上、待ち時間をカットした分だけレストランや売店などに費やせるので、大きく経済効果をもたらすことができる。
お客様の立場で考えてみると、楽しみの一貫に現実的様式を垣間見えてしまう。
社会的地位や、所得などによって人を区別せずに同じく平等に楽しめるテーマパークの平等の倫理的な価値を下げてしまっているので結果、腐敗していると言える。
 
・レクサスレーン
交通渋滞と大気汚染の緩和の経済的効率はあるが、資力の乏しい1人乗り通勤者からしたら不公正であるし、お金がある人だけが高速道路を自由に使えるのも不公正である。
 
・ダフ屋(映画やコンサートなど)
忙しくてチケット買う時間がなかったり売り切れだったりしてチケットが買えなかった人たちには
とても良い価値の商売。しかし、歴史的なシェイクスピアの演劇の価値を損なわせてしまう。
Public Viewerのよな公共施設なので誰にでも公正でなければならない。
 
・裁判の公聴席
公聴会の本質は、公正な法率の実行、市民の知る権利を守るばでもあり、興味のある市民には誰でも聴ける場。公聴できる権利を誰もが持っているが個人よりも財力のあるメディアやお金もちの人などが駆使し独占している。漏れた側からしたら強奪された気分になる。本来は、公正的に開かれた場所であるべき。公正性が腐敗。
 
・医者の予約転売
お金を持っている人が良い先生に早く診てもらえる。全ての人に医療に関わる権利を平等に与えられるべきなのに、基本の人権が守られていない現状なので腐敗と言える。ダフ屋の病院版。
 
・コンシェルジュドクター
財力があれば主治医の無条件・無制限・独占的な診察を受けることができる。軽い症状でも重病患者よりも先に診療を受けられる現状から腐敗と言える。いくら民営化されたからといって、利益しか考えられていない。
 
・カトリック教会のミサに参加できる券の転売
ローマ教皇がスタジアムでミサをする際、チケットで販売された。神聖な儀式を金銭で売買されるのは、宗教的な視点で腐敗に繋がってしまうのではないだろうか。
 
・コンサート(ブルース・スプリングスティーン)
労働階級を奮い立たせる曲が多いので有名になってもチケットの高騰をしなかった。
それによってダフ屋が大量に出てくて高値で売買されてしまっていて、ファンとの関係だけなくコンサートの価値と理念が損なわれている。
 
-まとめ
ダフ屋や並び屋などによる腐敗的な割り込みは、ある財貨の価値を落とす行為になる。
規範と原則と条件が違えば、理念も財貨も評判も変わってくる。
日常的に起こっている様々な社会問題を見つけ正しく判断できる目を養っていきましょう。
 
  • インセンティブ
・ホモルーデンス(遊ぶ人間)各学者たちは人間の発展の中心を何かに例えてきた。
・宗教と経済学が世の中を発展させて来たのではないだろうかという見解が出ている。
・ライフスタジオのシステムも踏まえて、「本当に経済は私達の生活に影響を及ぼしているのか?」という観点で見つめてみよう。
  • 市場的価値、効率とはなんなのか?
    どこで不公正・不平等が生じてしまうのか?
    なにが腐敗してしまうのか?
    財貨の本質はどうあるべきなのか?
 
-ドラッカーの避妊にお金を払う
生殖能力を放棄させるために薬物中毒者に金銭的見返りをあたえるのは強制と同じだ。その環境に応じて必要とせざるを得ない環境にある人にとっては不平等になるのだろうか?だが、どういう状況下によってとらえることができるかは人それぞれだ。だが、人は自分の体を自分の所有物としてどう扱ってもいいのだろうか?我々の性や生殖に関してもっと話し合わなくてはならないのではないだろうか?
自分で選ぶ避妊手術の場合もあるがお金が絡むことによって取引となる事によって問題が生じるのではないだろうか?また、生殖機能に対して自身がどのように選択しても構わないのだろうか?という考え方。宗教では昔から性に関する厳格な取り決めがあったことも関わっているのではないだろうか?
 
-人生への経済学的アプローチ
経済学者の道徳的問題に巻き込まれる理由
  • 世界の変化を反映するもの
    経済学者がみずからのテーマを見解するしかたの変化を反映するものだ
 
-コストと利益
コストに対してどのくらい利益があるかを検証する人間の効率性。需要と供給の効率が決めるという事。
 
-結婚の市場
結婚をメリット・デメリットで選択するという考え方。
 
-成績のよい子供にお金を払う
このような行為は学業成績における生徒の姿勢を変えてしまうのではないだろうか?本来の純粋に知識を得たいという意識も変えてしまうのではないだろうか?このインセンティブのプログラムが成功した理由は成績を上げる事はクールだという文化に変えたという意味で成功したのではないだろうか?お金が効果を生み出したのではない。インセンティブでやるやらないの変化が出るのは正しいのだろうか?
 
-保険賄賂
命に係わる疾患の予防に薬を飲んだら報酬を支払うという制度。太りすぎの人にお金を支払うということは怠惰な行為だ。健康な人の立場からすると不平等だ。難病の人への分けるということと、メタボの人の違いは「自身で判断できるかどうか」の違いではないだろうか?賄賂は人を操るものだからだ。賄賂は説得をないがしろにし、本質的な理由を外部の理由にすりかえてしまう。操られる立場を乗り越えるべきである。健康を維持しようという姿勢がないとインセンティブがなくなった時戻ってしまう。
 
-よこしまなインセンティブ
労働が価値を生み出して賃金を払うという内容とは少し異なり、感謝の気持ちを礼状にして支払う。という話には何かモラルを奪う意味がないだろうか?
「移民権問題」は難しい
「イスラエルの保育園」迎えに遅れることにより罰金制度が延長料金となってしまう状態。罰金は道徳的腐敗に与えるものであるのに、利用者が料金としてとらえてしまう事によりモラルの腐敗が生じる。
 
罰金は道徳的に承認されていない行動に対する費用であり、料金は道徳的な判断を一切含んでいない。
グランドキャニオンへのゴミの投棄・障害者駐車場への健常者の駐車、この事例の何が問題なのかというと、道徳的モラルを無視してしまうということ。
 
-大宮店のインセンティブ制度についてどう思うか?
  • 個人成果度リストは皆さんのやる気をお金で買っているのか?
金銭が絡むことで努力したという事例はない。評価というのは相対的なものであるしそれにお金が絡むのはどうなんだろうか?ただ具体的な項目があることで反省判断する、客観的整理の意味では良かった。振り返りにもなるという意味ではおまけのレベルでならいいと思う。
スタッフが皆同じように安定してきたからインセンティブ制度を取り入れる時期は終わったのではないだろうか?お金が関わることを忘れて自己評価することが理想的。
 
-インセンティブの本質は? ライフスタジオの求める人材に向かわせるための手段だと考えてみよう。
平等な事になることによって努力していない人も加わることは好めない。
仕事に対してマンネリ化する可能性もある。
年功序列の考え方だと努力が減る可能性が多い。 
習慣化されるまでの手段でもある。
 

 『それをお金で買いますか~市場主義の限界~』 マイケル・サンデル著  (9月)      担当: 金
 
-分業、効率、発展、富、繁栄の「市場経済」を望むのか?
 健康、教育、自然、芸術、市民の義務などのすべての領域に浸透していく「市場社会」を望むのか?
 
-マイケル・サンデルが主に批判している思想とは?
・功利主義:最大多数の最大幸福の原理、多数決原理
・自由市場主義:自由競争の原理で能力のある者はだれでも豊かになれる。
-マイケル・サンデルが主張している思想の軸は?
コミュニタリアン:個人の権利より社会の善を考える。共同体主義。
アリストテレス:中庸の徳
 
-様々な事例を4つの基準で考えてみよう。
討論して行く上での基本的なフレーム
①市場価値(経済的効率)は?
②不公正(強圧・不平等)?
③腐敗したものは?
④財貨の本質は?
 
-インセンティブ
罰金vs料金 罰金を料金として勘違いすることから生じる道徳的問題。 目的を制御する規範を理解する。
教育・医療、交通機関は国に求めるべきなのか?生命に関わるものはどうなのだろうか?国がどこに趣を置くのかによって判断が変わってくるのではないだろうか?
 
-地下鉄 不正乗車によるペナルティ料金の為の保険に入るという罰金が料金になってしまった例。本来交通機関はどうあるべきなのか?無料であるべきという抵抗だけど手段が間違っている。不正は裁かれなければならないというモラルを正当化しようとしている。社会の規範やルールを侵して抵抗しようとしている。
 
-中国の一人っ子政策 一家庭に子供一人という決まりに対して子供をもう一人産んだら罰金という制度だが、料金を払えば子供を産んでもいいと考える金持ちがいる。罰金が料金に代わってしまったら国が下手な商売に携わっているように見えてしまう。
 
-出産許可書 一人一枚の出産許可書が配られるがそれが売買されるという現状。不平等―人の状況によって裕福な人が子供をもてるようになってしまう。腐敗―子供を持つ権利を商品化する事によって、何物にも代えられない子供の価値がお金に変えられてしまった。具体的な市場の取引となっている
 
-汚染許可書とカーボンオフセット 裕福な国々がお金を払って環境汚染の排出量に対するペナルティから逃れようとしている。罪悪感をお金に変えてしまう、罪滅ぼしとしてのような意味合い。①自然を道具として固めてしまう態度 ②犠牲の共有という精神が蝕まれている 回転寿司のCMのような状態。市場規範と非市場規範を締め出すやり方。効率性が道徳に勝ってしまっている。
 
-クロサイとセイウチを狩る権利をお金で買う 絶滅危惧種のサイを狩る権利を買ったり、セイウチはイヌイットのみとされたがイヌイットがその権利の一部を売る現状。自然から与えられる恵みを売買すると言う間違え。道徳と共に経済学者は考えなくてはいけない
 
-インセンティブの道徳的混乱 本来経済学は生産性を高めるためが中心だったが、経済学はインセンティブだと捉えていくにつれ、生活の範囲を越えてしまう。動機付けという言葉がインセンティブだと主張している。
 
-市場の論理は道徳の論理に繋がらなければならない 当の行動の目的と性質を正しく理解して判断しなくてはならない。哲学的にどのような基準を提示しなくてはならないのか?
 
-誰にもっと多くの報酬を?
  • 迅速な情報 適切な投資
    骨が折れるほど働く人(労働量) 金子・高津
    市場で評価される商品開発 吉村・斎藤
    新しいアイディア 鈴木・北岑・榊原 ~アップル・Facebook~
     
 
第3章 「いかにして市場は道徳を締めだすか」    

友達→本当の友情を買う事が出来ない。お金によって他のものに変えられてしまう。
ノーベル賞→手に入れたい価値を台無しにしてしまうので買えない。
MVP→お金で買えば価値が消えてしまう。
謝罪→買えない。謝るべき人物の謝罪と同じ働きをしない。
祝辞のあいさつ文→買えない。本物の挨拶より価値が低い。
臓器→自体の価値は消滅しないので買えるが、道徳的に腐敗。
赤ん坊→買えるが、道徳的に好ましくない。
贈り物の経済的な非効率性。Ex)男子と女子のプレゼントの選び方の違い。
お金をそのまま渡すほうが等しい満足効果が得られる。
Q.ではなぜ非効率なプレゼントにこだわるのか?
効率性→功利主義 贈り物に反対する経済学的論拠は道徳的に中立ではない。
・ギフトカード
贈り物と現金との中間形態にあたる。ほしいものを選んでもらうことで「価値破壊的損失」を回避できる。
贈り物が表現する「思いやり」「心遣い」が「ギフトカード」「現金」になると失われてしまう
・名誉
大学の入学許可の売買→ほどほどであれば売買できる。しかし、不公正、腐敗にかかわる。
 
市場に対する2つの議論
-公正の議論:背景条件が公正な社会であれば、商品化に反対する根拠は無い
-腐敗の議論:腐敗の議論 善そのものの特性と善を律すべき規範に焦点を抑えることは出来ない。
腎臓の売買→貧しい人は自発的で無い場合がある。人間を部品の集まりとみなす。
子ども→裕福でないと締め出される。人間として子供に対する無条件の愛が腐敗する。
売春→自由意志としてやっていても、腐敗の一種。
 
-核廃棄物処理場
有償より無償で核廃棄物を受け入れようという人が多く、市場が進入したせいで市民の義務感が締め出された
 
-寄付
金銭的インセンティブがお金に換えられてしまった。寄付活動が仕事。迎えの遅刻が増える。
経済的観点 市民としての美徳や公共心、社会的範囲はとてもお買い得。
道徳的観点 公共心を侮辱し、道徳教育、市民教育を歪める
 
-商品化
市場取引を使わなくてもいい。商品化をすることは努力を引き出せない。
お金が絡むと内因的動機が締め出されて、供給がは増えるのではなく減ることになる。
 
-血液
アメリカスタイルより、イギリススタイルがいい。アメリカの献血 献血の意欲の減退だけでなく、道徳的影響をも懸念。利他精神の発現を抑え、コミュニティー精神を蝕む
 
-市場信仰をめぐる基本教義
1.市場の創造は個人の選択の幅を広げ、個人の選択の範囲が広がっただけに過ぎないby経済学者
2.道徳的感情は使えば枯渇する希少資源を向こう見ずに使い果たしてしまうことは望ましくない。
 
-愛情の節約
利他的主義や道徳的配慮ではなく、利己心を頼みとする政策を可能な場合は推進することによって、供給の乏しい美徳を浪費せずにすむ
 
アリストテレス 美徳は実践を通して育まれる「正しく行動することによって正しくなる。節度を持って行動することによって節度を身に付ける。勇敢に行動することで勇敢になれる」
ルソー「秩序あるとしでは、誰もが集会に駆けつける」
ロバートソン「国民が体でなくお金によって奉仕するようになるや、国家の崩壊は遠くない将来に迫っている」
サマーズ「誰もが心の中に利他神を持っている。それを節約して使う必要がある」
利他心、寛容、連帯、市民精神は使うと減るものではない。鍛えることによって発達。
公共生活を再建するには、精神的に美徳を鍛える必要がある!!

第4章「生と死を扱う市場」
-社会所有型生命保険(COLI):会社が一従業員に保険をかけて、亡くなれば会社が保険金を受け取れる「棚ぼた」
Q.企業が従業員の死で設けることは許されるのか?
許されない:職場の安全がよくなるわけでもない。歪んだインセンティブ。本人の同意が無いのも問題
許される:従業員が契約金を支払わないので、問題ない。会社と保険会社の問題。
職場の安全以前になんか気持ち悪い。従業員を物として扱っている。生命保険の目的が歪めている。
 
-バイアティカル
余命宣告された人の生命保険を買い取り、早く亡くなれば投資家は儲かる。
道徳的な腐敗。結果として人の死を賭けることになる。倫理観が麻痺しがちになる。
 
-デスプール
死にまつわるギャンブル。有名人が死ぬのを予想して競う。
他人の死で利益を求めることが腐敗している点。死を対象にした商品になるので、人間の生命を金融商品化しているので堕落していると言える。
 
-生命保険の道徳の簡単な歴史
イギリス:危険を伴う職業に保険をかけることが基本だが、保険もギャンブルも区別するものではなかった。賭けるということが悪いわけではなく、賭けるものが非人道的であるから問題。人の死で楽しむことが悪趣味。
保険の目的は、遺族を守る、道徳的価値を保った贈り物。だが、「死のセールスマン」といわれ嫌悪感を打ち消せなかった。
 
-テロの先物市場
国が提案したサンプル。様々なシナリオをめぐる先物契約を投資家に購買させるものだった。目的は情報収集。不幸な出来事への賭けを政府が率先して進めることに嫌悪感。
死を扱うことが麻痺していく。
「非道」「不愉快」「グロテスク」もし納得した上であれば堕落した道徳観とともに生きることに覚悟を。悪魔の取引、不快感を失わないようにするのが大切。
死んだときのために、家族では生命保険などの話はするべき。
自らの意思、同意を得て生命保険に入るべき。
利益をもとめるのはどうかと思う。
 
-他人の命
高齢で健康な人の保険証券を投資家が買い取り、無くなったら投資家に保険金が入る代わりに、その場で解約時よりも多くのお金が高齢者に払われる仕組み。
本人が同意した上でのおこないだから、突っ込みにくい。
 
-死亡債
死亡保険を投資銀行が買い取り、パッケージにして売りに出そうとしている。
この人は病気をもっているから、もうすぐ死ぬから、この人の保険を買うとお得。
死のバリューセット。どうせなら、いいことに賭けて欲しい。映画「凶悪」に似たような内容が描かれている。保険が家族の愛を歪めている。
生命保険がお金ではなく物だとどうか。米が40年間毎年届くとか。どう選択するか。割り切るのか。どう生きるか考えさせられるきっかけになった。

5章 命名権
 
参考動画
アメリカ発の金融危機の仕組み http://www.youtube.com/watch?v=ABvLOW_nEh8
鬼生命保険 http://www.youtube.com/watch?v=RFDdHnJ7SDA
 
-スポーツ業界のスカイボックス化の問題
マネーボール:野球の試合で理論やデータで勝つことができる。
お金を払う事により試合を見やすい良い席で鑑賞することが出来る。お金を払う事によって。
試合の隙間に広告を挟むことによって無駄な時間をつくらない。またせない。など日本においても名前を付ける会場がある。アメリカのスポーツは公共性があるからだけど、日本にはそのような文化がないのでぴんと来なかった。
サインが商品になってしまって、昔は子供に無償であげていたのに金銭がらみになってしまった。
アメリカでは同質意識を高める為にスポーツ行事があったから。もともとの善の競争であるスポーツの本質が腐敗しているのではないだろうか?
 
-命名権
市民同士の交流の目的であったスタジアムが広告の場になってしまった。
お互いメリットがあるのでいいことなのではないのだろうか?何が問題なのだろうか?
昔から地域にある場所と人為的に立てた場所の名前をかえることについて、べつによいのではないだろうか?だが、宮崎や阪神タイガースのように地域に密着している場合だとそうではなさそうだ。
 
広告は何を腐敗させているのだろうか?
人体を使って広告するのは人を物として扱ってしまっているから人格を否定している。 広告を家や学校にまで持ってくるのはどうだろうか?リンゴに張ってあるのはリンゴが汚くなるのではなく、市場が生活にどんどん入って来るのがきたない。生活や文化侵略になってはいないだろうか?
 
不公正・不平等と、堕落・腐敗について私達が今後このような問題を判断する基準とはなんだろうか?
学校のテレビチャンネルや各部屋の名前、スクールバスにまで名前を付ける権利が売られている。景気の悪化で学校側も売る形となっている。
企業の偏りがちな目的が取り入れられてしまう。教育に悪影響。腐敗させているのは、目的。学校は教育のためにあるのに商業が入ってきている。
間違えを侵しているのは市民である。広告に売る事に決定を下している市民に問題がある。
公共のルールが保たれなくなって行けばいくほど、古き良き文化が腐敗して行く。
 
-市場に属した領域と属していない領域は何か理解していなくてはいけない。善の意味と目的をもっていかなくてはならない。
他を排除するだけではなく、自分自身もおとしめている物質万能主義なのではないだろうか?本質を見極めなくてはならない。
 
-感想
遠い話しではないのだと感じた。FTAの影響を受けえている。国民の文化として定着させていかなくてはならない。アメリカの自由がなんなのか考えていかなくてはならない。いろんな主義、思想を考えなくてはならない。具体的に入って来た主題でした。




 

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