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ヒーリングキャンプ(2015-4)映画「ホテル・ルワンダ」

投稿日:2016/11/13

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ヒーリングキャンプ 4月 映画 まとめ                 大宮店 金子 優
 
4月9日
ホテル・ルワンダ (2004) HOTEL RWANDA 監督 テリー・ジョージ

解説

アフリカのルワンダで内紛による大量虐殺の危機から人々を救った、実在のホテルマンの勇気と良心を描いた感動ドラマ。主演はスティーヴン・ソダーバーグ監督作品の常連、ドン・チードル。『父の祈りを』など脚本家として活躍するテリー・ジョージが脚本、監督、製作を手がけ、1200人もの命を守り抜く男の勇姿をヒロイックに描き出す。日本公開は危ぶまれていたが、若者によるインターネットでの署名運動が功を奏し、公開が実現した話題作。

あらすじ

1994年、ルワンダの首都キガリ。高級ホテル「ミル・コリン・ホテル」で働く支配人のポール(ドン・チードル)は毎日順調に仕事をこなしていたが、ある晩、ホテルからの帰宅途中に街で火の手が上がっているのを発見する。
 
映画は事前に観てきてもらい、まず1人1人に感想を伝えてもらった。
主な感想には、私たちがすでに生まれている90年代に起きていた事だと知るととても怖い事であるという事や、人間の脆さ、残虐さ、危うさがどれほどのものなのかを知り、自分たちの平和へのありがたみを実感したという声があった。また、主人公の使命感への尊敬やメリットがないから助けることができないという諸外国との利害関係に注目した人もいた。
 
次に、この映画の題材になっているルワンダの大虐殺についての歴史的流れや詳しい内容を知り、フツ族・穏健派フツ族・ツチ族それぞれの気持ちを考えていった。
その中で、穏健派フツ族は同質性と差異をしっかりと理解しており、身近な人との繋がりを大切に考え、大きな視点で見る事が出来た人たちなのではないかという事、また、虐殺の加害者となったフツ族は、善悪の判断が出来るような精神状態ではなかったのではないかという意見が出た。そしてフツ族の残虐的な大衆心理を動かしたのはラジオでありメディアの力も大きいという意見があった。
現代では多くのメディアが身近にあり、私たちはメディアに触れないことはない。このルワンダの悲劇が、私たちの身の周りで起こらない保証もない。流れてくる情報を自分自身でしっかりと取捨選択出来るようにし、大きな視点で判断していかなければならないと皆感じたようだ。そのためにも学習していく事が大切なのだと思った。
 
4月23日
ソフィーの世界 (1999)SOFIES V ERDEN/SOPHIE'S WORLD 
監督 エリック・グスタヴソン

解説

 世界で150万部を超えるベストセラーとなった、ヨースタイン・ゴルデルの同名原作を映画化。古代ギリシャから今世紀初頭のロシアまで、時空を超える旅を重ねながら“自分探し”をする少女を通し、深淵で哲学的なテーマをファンタジックに綴る。ある日14歳の少女、ソフィー・アムンセンのもとに一通の手紙が届く。「あなたはだれ?」という一文に、不思議な気持ちを掻き立てられるソフィー。やがて彼女はその手紙に触発され、はるかな旅へと出発する……。
 
今回も映画を事前に観てきてもらい、1人1人に感想を伝えてもらった。
ソフィーの世界の本を読んだことのある人もない人も、映画では哲学者の深い考えの部分まで説明がなされていない事で物足りなさや理解しきれない部分を感じたようではあったが、今まで学習してきた哲学者たちが哲学史の時系列で出てきたことで改めて整理が出来たり、本を読んだことがある人はもう一度読み返したいと感じたりしたようだった。
 
本よりも大幅に簡素化された内容だったため、この物語の大きなテーマである「あなたは誰!?」という問いに、同日学習していた書籍「人生が変わる哲学の教室」の14時間目小川先生の授業とからめつつ皆で考えていった。
私とは何か・・・と考え、いくつか意見を出していったところ、人間・唯一無二の存在・確実に存在しているもの・世界の一部・考える葦・精神・認識・私・・・等々出てきた。
しかし、ここから探っていくには哲学的思考が必要になることがわかり、カテゴリーや主観と客観、因果関係など、哲学思考で意見を出し合ってみた。考えがまとまる程には話し合いは出来なかったが、小川先生はこの考えるプロセスこそ大切で、哲学をしていることなのだと言っている。
哲学的思考のプロセスは結局、言葉なのであるのではないかという議論もした。
 

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