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2015年9月 文学「罪と罰」

投稿日:2016/11/13

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9月の主題「②罪と罰」~文学を通して私たちのリベラルアーツを知っていこう~   担当: 吉村多絵
 
反省と発展
以前の「こころ」文学の主題の時の反省点として、個人の学習内容はとても良かったのですが、主に「調べる」のがメインになり中々「意見を出す」のが難しかったのではないだろうかと考えました。もっと個人が考えて「私はこう思う」という意見を自身の中から出すことが出来るにはどのような環境や議題の出し方がいいだろうかと考えました。ただ「覚える」や「知識を得る」だけではなく、得た知識を自分の中で消化して「自身の意見」として出すことができる「討論」の空間とするにはどうしたらいいだろうか?と考え、同時期に同じ悩みのあったまっくろでもこの内容で考えました。そして、調べた内容を発表するのと、次の週で調べた内容を元に意見として交換する時間を設けてはどうかと考えて二つに分けました。討論議題についてはそれぞれ個人がラコスリーニコフ側とソーニャ側に分かれたので、ここから「どちらの考えがより人々を幸せに出来るか?」という議題ではなし合い意見交換をする場を設けてはどうかと考えています。
(10月第一週「発表」、第三週「討論」)
 
罪と罰~序論~
「人間には幸福のほかに、それと同じだけの不幸が常に必要である」byドフトエフスキー
・文学の背景にある「その時代その人々の思い」そしてその更に先にある「人間の本質」とはいったいなんだろうか?ドフトエフスキーの生きた時代は様々な思想がぶつかり合い混乱の時代にあった。その中で人は「本質」を見い出すべく悩み葛藤した。
Q 社会主義もキリスト教もなぜ多くの人に伝えようとしたのでしょうか?
人を支配したい、相手を幸福にしたいどちらも「幸福」がキーワードだとしたらその「幸福」の本質はなんだろうか?
 
「ラスコーリニコフ(社会主義)vs ソーニャ(キリスト教)」
ラスコーリニコフ:ナポレオン主義、選ばれし者、意思、フーリエ思想、空想的社会主義
→男性陣 金(歴史背景)、鈴木(主人公の思想)、竹内(著者)、
ソーニャ:自己犠牲、娼婦、隣人愛、赦し、自己の矛盾、再生と復活、神、マルメラドフ
→女性陣 高津(ソーニャ)、吉村(ポルフィーリ)、金子(作者)、北岑(史実)
※各自担当したものをPPTにまとめ発表し、その後討論においてその知識を元に意見交換を行なう。
 
 

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