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2015年11月 主題「嫌われる勇気」

投稿日:2016/11/15

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2015-11 主題  「嫌われる勇気」     担当:矢口

今月はアドラー心理学に基づく「嫌われる勇気」を学習しました。11月は前半部分の1〜3夜までを各自読み、要約と感想をふまえてまとめました。主題討論で哲学の課題は久しぶりであったのでまた新鮮に学習できたのではないでしょうか。ライフスクールにおいての討論ではまず各章の中で出てきた注目する単語をいくつかピックアップし、次にその意味を何人かに説明してもらい、そこから個人の経験や意見を皆で共有するような形をとりました。
本の内容はストレートで直球に書かれているので複雑で間接的だったりわかりにくいわけではなかったので、皆理解して読み進めていました。ですが、やはり実生活に照らし合わせたり、活用するとなると中々耳が痛い話でもあり「言うのは簡単だけどやるのは難しい」のではないかという意見もありました。また「自由」の概念がこの本で言う自由と私達が普段から使っている自由とでは少し違うような印象があり討論の中で「どういう見方での自由なのか?」実体験を基に考え直す時間にもなりました。
来月後半に入りますが、来月は「実際に実体験を思い出して書いてみる」という実践もいくつかやってみたいと計画しています。
 
<討論内容まとめ>
1夜「トラウマ」
●重要単語
①目的論(過去に囚われず、今の目的を考える)vs 原因論(過去に原因があったから、今がこうなったという考え )
②ライフスタイル(人の性格や気質のこと、人生のあり方)
③トラウマ(過去を変えられないと思うこと。縛られ、囚われる)

●経験や例をあげた内容理解
例1) 幼稚園のとき食べ物の好き嫌いで嫌な思いをした。そういう子を生み出したくない為に幼稚園教諭を志したというかこの経験があるこれは原因論なのか目的論なのか?
意見)過去のトラウマで幼稚園教諭にならなければ、原因論になるのでは?だから目的論だと思う。また、過去のトラウマは悪いことだったけど、いいことに変えているからも目的論だと言えるのではないだろうか?そして変えられないと思い込むことに縛られて、囚われているのがトラウマだと思うという意見が出ました。

例2)身体的変化をどうとらえるか?
過去に精神的トラウマを抱えてしまい身体的に反応するなどの形が現れる場合はどうだろうか?「小さい頃に人前に無理矢理人前に出されて、パニックになりそれから人前に立つときは震えるし、人からどう見られているかとても気になるようになった。学生時、一目が気になり、恐いと思うと。お腹の調子も悪くなりそういうことが続き自分はできないと思い込んでた。 そこから、前に出なければいけない仕事を選んでしまったため、奮い立たせてやるようになり子どものため仕事だからと頑張ることはできたが実は辛い」という意見が何人か出た。また髄膜炎で入院した時、背中にとても痛い注射をされた。そのトラウマで病院の匂いとか消毒の匂いで嫌な気持になるという経験をしたという話が集まりました。
意見)「病は気から」保健室に行きたいと体が痛くなったことがあったがそれは教室に居たくないとか目的があったからだ。「想像妊娠」もそうではないだろうか?学生の時、定期的に風邪をひいていた。まるで「そろそろか」と思っているかのようだった。また、働いているママがいる子どもは気を使っているからか土日熱出すことが多い等、このような経験から、実はトラウマと思っていたものは目的があっての身体変化だったのではないかという意見がでました。

例3)好き嫌い
子どもの好き嫌いをどのように克服できるだろうか?子供の注射が怖い、痛そうだと泣くことはどうだろうか?
意見)昔は注射が痛くて怖いものだと人から聞いて怖かったが、他の人からその痛さが気持ちいいと聞いてから注射が怖くなくなったという経験もある。実は人からの意見に左右されているだけで心の変化や目的の置き方によってトラウマではなくなるしむしろトラウマではなかったということにもなりうるのではないだろうか?また、前の彼氏が忘れられないという人がを聞いているのをみて失恋ソングに共感したいから失恋したいという友達がいたという意見もある。では実際にトラウマってなんだろうか?トラウマがある、存在すると思っている人は、多かれ少なかれ原因論に囚われているのではないか?という意見がでました。
 
2夜「対人」
●重要単語
①人生のタスク:仕事のタスク・交友のタスク・愛のタスク(生きてる上で直面せざるおえない対人関係)
②人生の嘘(タスクを避けること)
③劣等感(健全な劣等感は「理想の自分」との比較から生まれるもので本来は自分と向き合うもの )
④劣等コンプレックス(他者との比較として使うもの、劣等感を言い訳に使っている状態)
⑤優越コンプレックス(他者と比較して自分が勝っていると思いたい状態、例:ブランド)

●経験や例をあげた内容理解
例1) 劣等感で整形したいと思っていた
だが、実際周りはどっちでもいいという意見を聞いた時、劣等コンプレックスを抱いていたのは自分だけだったのだと気づいた。他人と比較し太っていると思いダイエット食品を買っていた、外見は比較しやすいので劣等感は持ちやすいのではないだろうか?
意見)劣等感を向上心に変えて行けたらいいのでは。整形で自身が持てるのであれば良い。劣等感に囚われてた過去に変わらなければ愛されないのではないかと思っていたがみんなに可愛いと言われている人を、ボクはそうは思わないと言っている人にであって人によってとらえ方が違うと気づいたとき、変わりたいと思っているのは自分だけだと気づいた、だから結局は劣等コンプレックスは自分自身との戦いではないだろうか?
大学のノリについて行けない時期があったが、自分自身を見失わずに周りには合わせずそのままでいることが大切と思った。正しい劣等感は成長につながる、写真の向上感は劣等感からくるんだ。

例2)劣等コンプレックスは身近にたくさんある「 浅い知識をひけらかす」「芸能人と友達なんだと自慢する」「ブランド品に埋もれる」「親が金持ちだと自慢」

例3)不幸をかざして「自分の子どもに毒をもり看病している母親の事件」があった

例4) 痴漢現場に遭遇した際「私を誰だと思っているの!」と罵倒するゴージャスな女性がいて驚いた。
意見)本当に痴漢はあったのか?と感じた。劣等コンプレックスで他の場所でイライラしていたのもあり大声をあんなに出しているのではないだろうか?と思えるほどだった

例5) 他人を評価する:学生時代男子生徒で集まって誰が女子の中で一番可愛いか?決めてた。また女性は学校のカースト性を使って優越コンプレックスに繋げていたり、自分以外は劣っていると感じたり、友達を支配しようとしていたように思える
意見)そこで、支配しようとしたり、いじめに 繋がってはいけない

3夜「他人の課題を切り捨てる」
●重要単語
①課題の分離(誰の課題なのか見極める、他者の課題には踏み込まない、自分の課題に踏み込ませない)
②承認欲求(他者から嫌われたくない、認められたいと思うこと)
③嫌われる勇気(自由:自由とは嫌われる勇気)
④自分の人生(他者の人生はダメ)
 
●経験や例をあげた内容理解
例1) 自由について
意見)囚われているが、自分ではいいと思っているのだとしたらそういう状態は「自由」自分がどうありたいか、その通り生きている人は自由。何かを理由にして「できない」と生きている人は自由ではない。

例2) 仕事や学校でも、上の人の目を気にし過ぎて、本来の目標を見失ってしまう。期待に応えようと考えてしまう。
意見)周りの人も誰の課題と理解している環境であればいいが、現実そうでないことが多いから難しいから、自分の課題を自分で見つけさせる教育(ヨーロッパのように)はいいかもしれない。

例3)近い関係性であればあるほど課題の分離は難しい:放任主義の両親。学校をずる休みしても何も言われなかった。父親がアメリカに行きたいと言い出したのでとめたが、父親の課題に踏み込んでしまったと今思える
意見)親子関係はやって行けば行くほど、混同して行く。夫や相手の課題なのに振り回されて疲れてしまう、だから相手は相手の課題であると割り切るようになってそれが分離できたことで喧嘩も減り関係が落ち着いた。むしろ、いい関係になった。それが分離するという事ではないだろうか?個人として尊重することが大切。

例4)育児でつい相手に要求してしまう
意見)見守ることを忘れてはいけない。育児放棄のように、完全に切り離して考えてしまうのは間違ったとらえ方。常に関心を持ち続けることが大切。

●今までの学習から新しく取り組む事、実践:まとめ
Q.課題を分離する上で、ここまでというラインはありますか?これから実践してみたいことはありますか?
★親しい仲は特に課題の分離が難しいから感情的になったらクールダウンするよう心がける。
★自分の課題に他人の介入させない為に、目標はないか、自分の考えに向き合うことを忘れては行けない
★個々を尊重して、関心を持ちつづけること
★相手の課題が解決できるように、自分になにができるかを考える。見守る勇気を持ちたい
★相手の課題を聞いてあげれる窓口は持っておきたい
 

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