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Photo essay 家族写真

投稿日:2018/5/4

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私は今月、家族写真にストーリーを持たせて撮影することに取り組んでいます。
その中で写真アカデミーに参加し、今まで私の中にはなかった「パパやママも主役」になるそんな撮影をしていきたい。と思いました。
 
この写真が撮るまでには、休日をテーマにしたストーリーをパパさんママさんに演じてもらいました。

パパさんには休日、自宅で本を読みながらくつろぐ様子を演じてもらいソロを撮影。
次にママさんも加わり、普段手伝ってほしいことをお願いしてみて下さいと伝えた。
「いつも通りで」の一言に、「えぇ…いつも通りなんて…」と控えめに言うママさん。
そんな2人の夫婦写真の撮影。
そして最後に楽しげなパパと、ママの所へ彼女がやってくる。そんな流れで撮影しました。
 

最後に彼女が入る時、最初はパパがうつ伏せ、ママはパパの横に足を流して座ってもらい、
パパの上に乗った彼女を支えてもらう予定でした。(その写真も撮影しました)
何枚か撮った後、上に乗ってもらった彼女が、パパの上から降りてスルーとおもちゃ部屋のほうへ…。
 
もう少し撮りたかった私、そんなことを察してか、偶然か、コーディネートで入ってくれていたぽんちゃんが
すかさず、ママさんもうつ伏せになっちゃいましょう!と声をかけてくれました。
そして、彼女にパパとママどっちの上に乗る?と聞くと、彼女はママの方へ。
 

もしかしたら、この写真を見ている人は彼女がパパの上に乗って、
ママがパパの方に寄り添った方がいいのでは?と思うかもしれません。
しかし、そこで彼女をパパの上に乗るように立て直したら、この家族らしさは一気に消えてしまします。
彼女の楽しげな表情も消えてしまうかもしれません。
 
この写真のポイントは、それぞれパパ、ママ、彼女の表情だと思っています。
 
ママの上で楽しそうに甘えながらもはしゃぐ彼女。
 
そこに寄り添って幸せそうに目をつぶるパパ。
 
そんな2人にちょっと照れ臭そうに笑うママ。
 
あぁ…家族っていいなと思う瞬間でした。特にパパの表情は、本当に幸せな様子が伝わってきます。
家族写真を撮るとき、よく言われるのが「ママを小さく、パパを大きく」とよく聞きます。
実際とても重要なことです。私が今回、撮った写真はそうではないかもしれません。
しかし私はこの瞬間、この家族の表情が残せたとき本当に幸せな気持ちになりました。
 
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家族のプライベートな空間を演出するために手前には本を無造作に置き、奥行きを出しました。
そして、本の積み重なった物を前ボケとして使い家族の休日を覗き見ているようにしました。
また、棚を正面からとらえるとまっすぐした線が多く緊張した写真の印象になる為、やや斜め気味から狙いました。
 

写真アカデミーに参加して、今、自身のイメージをどう伝えるか、「伝えること」の難しさを感じています。
そして、私は家族写真を撮るとき、たくさんの固定概念があったのだと最近気づかされました。
固定概念の中で撮影をしていたら、いつまでも次のステップには行けないのだと。
私は今、家族写真を撮影すると、もっとこうしたらよかったと次から次へと出てきます。
しかしそれは良いことなのだと思っています。
今回ストーリーをもって家族写真に取り組みましたが、新たな発見がたくさんありました。
これからもこの取り組みを続けて、もっと「その家族」に合った家族写真を残していきたいと思います。
 
 photo:maru
cordi:ponさん 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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