PhotogenicOmiya

「考える」

2019/5/8

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ライフスタジオ大宮店

 Photo&Write by Yoshi

Coordi by Saya Nukui

 

「考える」

考えるとは、知識や経験から物事を筋立てて思いはかること。思考をめぐらすこと。

この時の彼も、生まれてから5年間の知識と経験をフル活用していた。

 

七五三を終えた彼はスーツに変身。

まず小さな鍵を彼に渡した。「さぁこれはなんの鍵でしょうか?」

彼が近くにある大きなトランクめがけて突進していく。ここでのシーンのテーマは「宝探し」になった。まぁ彼の場合は宝目当てというよりこの鍵に合うものが宝といった感じだったが(笑)

次々にいろんな物に鍵をあててみるが合わない。鳥かごも窓も壁も、その部屋にあるものはほとんど試した。

変わらずキラキラした瞳でぎゅっと小さな鍵を握りしめている彼。

よし!じゃあこっちも探してみようと廊下のインテリアに彼を誘ってみた。

 

「これなーんだ?」とコーディネーターが渡した2眼レフカメラ。

もしや!これが開くのでは?とすぐさま彼が鍵をさしこもうとする。

それはカメラだよと教えると、鍵を横に置きカメラを持った彼。

そこから彼のスイッチが入る。

こちらが「見えた?」と声をかけても、もう彼は集中モード!

横から見てみたり前から見てみたり。無言で黙々と答えを探そうとしている。

そんな彼に少しヒントをあげてみた。「上からのぞいたら見えるかも!」

5歳の彼にはまだ少し重いカメラを器用に足であげて目の高さへもっていく。

あ~おしい!でもそんな彼の真剣な眼差しがとても魅力的だった。

 

こちらがここからのぞくんだよと正解を教える事は簡単だが、そこを少し待ってみる。

レンズが前にあるから後ろからのぞくのかな?

ボタンはどこにあるんだろう?パパもママもいつもこうやって撮ってたよな?

彼に考えてもらう、動いてもらう。ゆだねてみることで辿り着いた彼らしさの一枚。

 

だから私たちもまず考えよう。君が夢中になれるもの、楽しめるもの。

 

最後にそっとここからのぞくんだよと教えてあげると満面の笑みの彼。

今日のこの経験も彼の一部になったのかなと少し嬉しくなった。

 

そして一息つく暇もなく、彼はまた鍵を握りしめ、宝探しをはじめた。

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