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大宮店
感じる写真
投稿日:2018/8/5
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人見知りの彼女。
パパさんママさんからは、身内でも1日かけても話さないというエピソードを聞いた。
彼女のまっすぐな瞳と頑なに閉じられた口元からは、その強い意志を感じた。
人見知りなのだから、もちろん繊細ではあるだろう。
でも私は彼女の繊細さよりも、その意志の強さの方をより強く感じた。
彼女へは守りではなく、攻めのアプローチがいいと思った。
カメラマンのすーさんはもともと攻めのタイプだ(と私は思っている)。
その反対で私は守りのタイプ。
彼女には守りではなく、攻めを基本とするすーさんのやり方に沿っていこうと決めた。
彼女の頑なな口元を緩ませるために、シャボン玉、まり、好きだというワンワンのパペット、ママとパパと追いかけっこ…
パパとママ、カメラマンとコーディネーター、着付けの先生も一緒になって、彼女にいろんなものを投げかけていく。
大人たちがワ―キャー言いながらもまだ彼女の目はまっすぐにこちらを見据え、たまに緩みそうになる口元はさらに頑なに閉じられて(笑顔を我慢するまでにはなっていった)自然に緩むまでには至らず…着物撮影も終盤に差し掛かる。
そこですーさんが和傘での撮影を開始。
これが一つの転機となった。
最近欲しがっているのだという今の彼女の中での興味津々のネタが「傘」だった。
傘を見た途端にそれまで頑なに閉じられていた口元が自然と緩んだ。
チャンス!!
緩んだ口元を閉じさせないように、笑顔を我慢させないように・・・
いないいないばぁが好きな彼女。
彼女にとっての興味津々のネタである、「傘」に隠れていないいないばぁ。
初めて笑顔をみせてくれた。
口元が緩んだ状態での家族写真を残すため、家族写真でも傘登場。
そして無事に着物撮影が終了した。
ドレスに着替えている最中、着物で笑顔もみせくれるようになっていたのもあり、
もう大丈夫かなと思い話しかけると…再び口を堅く結び「話さない」モードへ。
そんな彼女の様子を見て、ドレスの最初の入りは守りからいこうと決めた。
もともと家族だけの空間にするとおしゃべりしていた彼女。
インテリアを決め、果物の小物を出し、パパさんママさんには彼女と果物屋さんで自由に遊んでもらうことにした。
予想通り、リラックスしておしゃべりしながら遊びだす彼女。
彼女の様子をカメラマンに伝え、そこから撮影を開始。
私の意図を悟ってくれたすーさんは、守りから撮影をスタートしてくれた。
家族だけの空間を崩さず、ゆっくりと距離を縮め少しずつ彼女に入っていく。
一度攻めのアプロ―千を経験済みの彼女は、私たちの存在は受け入れてくれている。
家族の空間を崩さずに入ったことで、いつのまにか私たちにがいる中でもおしゃべりをするようになっていった。
自由に遊びだした彼女にふと手渡した鳥かご。
中に入っている鳥を確認しようと優しく手を添えて傾ける。
うつむいた彼女の視線は、こちらを見据えた強い意志は感じられず、その手の先にあるものを確かめたいという好奇心へと変化し、かごを斜めにそっと傾ける、彼女の女の子らしい優しい仕草が現れた。
そして彼女の意志を表しているかのように固く閉じられていた口元は、
彼女のもともとのふっくらとしたやわらかい優しい口元へと変化していた。
彼女の変化を知っているからこそ、この瞬間の写真がまたひと際私の心を動かした。
この写真もまた、私にとって「感じる写真」である。
Photo:Soo
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