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大宮店
#333
投稿日:2018/5/30
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人間ってのは、けっこうやっかいな生き物なのではないかと最近思う。
哺乳類はふつう、数時間経つと自分で歩き始める。
だけど、人間の赤ちゃんは誕生してから一年たっても、やっとよちよち歩き。自分の足でしっかり歩き始めるのは小学生くらいになったらだろうか。
これは、人間が直立歩行するようになったからだと、NHKの番組で説明してたもので。
4本足で歩き走るための脳のプログラムは、何億年もかけて改良され、両生類から哺乳類へ引き継がれてきた。
しかし、2本足で地球の重力に抗するプログラムは未完成。
長く無駄の多い準備期間が必要なんだそうな。
時間がかかるのは歩行だけではない。
おしっこやうんちも、垂れ流しのまま、おんぶに抱っこ。
人間というのは実に手のかかるやっかいな生き物に思う。
こんな手のかかる動物が、単独で自然界を生き抜くことは不可能だ。
ということで人類は、独特の群れを生み出す。
家族
たよりなく、無力で、手のかかる、ご飯も一人で食べれない、うんち垂れ流し子を守る人間の家族。
赤ちゃんは、寝たきりの1年間に手足を自在に使うことを覚える。硬いものを口にしない数年の間に、言語を操る口の動きをマスターする。
自立できない年月、何もできない空白。
これを喜び合う家族に支えられて、ヒトは生きてきたんだと思う。
ああ、写真の女の子のかほちゃんがハイハイしていた頃を思い出す…
すごく自由でいつもニコニコして、見よう見まねおじぎしたり、バイバイしたりして。翌年には人見知りが始まって不安いっぱいだったけど自由に駆け回って、追いかけたて撮影したっけな。
もう今となっては、かほちゃん4歳。
今回の撮影も止まることのない彼女を追いかけながら、無為な時間を家族と共有させてもらった。
かほちゃん家族との時間はゆったりした気分になって、ただ単に子どものように、ひとときの空白を共有し、ムダを楽しむことができる。そんな瞬間をひとつひとつ羽のように軽くシャッターを切っていった撮影だった。ただただ幸せな時間。
「今のこの空気感をそのまま表現したい」
これはわたしの根底にある撮影においての願い。
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