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大阪1号店
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只今公開中の映画観てきました2

投稿日:2022/7/21

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【あらすじ】

古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、〈赤ちゃんポスト〉がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(イ・ジウン)が〈赤ちゃんポスト〉に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、是が非でも現行犯で逮捕しようと、静かに後を追っていくが…。(公式HP引用)

 

【感想】

「果たして自分は生まれて来てよかったのか?」という根源的な問いを突き付けられます。
明確な答えを求められているよな、でもハッキリした言葉で説明できないもどかしさが映画を見ていると押し寄せてきます。
終盤でなんとその答えが出てくるんです。
これだ!と強く納得した自分と説明しがたい美しいものに出会った感じが入り交じり、大号泣です。
気付けば映画館中に響き渡るすすり泣く音。観ている人みんなが共感したそれはそれは美しい音でした。
環境や年齢、これまでの生い立ちが違えど、生まれたすべての人に共通するとても大切な事に出会える映画です。

私の大好きな是枝裕和監督作品。
毎作品思うことですが、是枝監督作品に出てくる子どもたちがすごいんです。今回もヘジン役の男の子がすごくいい味出してます。
自然に演技してる感じで、どこまでアドリブで、どこまで演技をつけられてるのか境界線が全く見えないんです。
前回観た「流浪の月」と同じで、こちらの映画もあの大流行した韓国映画「パラサイト半地下の家族」の撮影監督が撮ってるんですって。

 

 

 


【あらすじ】

75歳以上が自ら生死を選択できる制度が施行された近未来の日本を舞台に、その制度に翻弄される人々の行く末を描く。少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度「プラン75」が国会で可決・施行され、当初は様々な議論を呼んだものの、超高齢化社会の問題解決策として世間に受け入れらた。夫と死別し、ひとり静かに暮らす78歳の角谷ミチは、ホテルの客室清掃員として働いていたが、ある日突然、高齢を理由に解雇されてしまう。住む場所も失いそうになった彼女は、「プラン75」の申請を検討し始める。一方、市役所の「プラン75」申請窓口で働くヒロムや、死を選んだお年寄りにその日が来るまでサポートするコールセンタースタッフの瑶子らは、「プラン75」という制度の在り方に疑問を抱くようになる。

 

【感想】

こんな制度が本当にできたら…と想像すればするほど怖くて怖くて泣きそうになります。
主演の倍賞千恵子さんが凄い!年輪の様に刻まれた顔のしわが!倍賞さんのしわを映画館で観に行くといっても過言ではない。
「男はつらいよ」で国民的妹としてかわいらしい姿を見せてくれていた頃から数十年が経ち、そのギャップを上手く物語に反映されています。
人の命を生産性で語り、社会の役に立たない人間は生きている価値がないとする考え方に真っ向から問いかけます。
最後まで淡々と物語が流れていくので物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
が、物足りなさ=余白ととらえ、様々な想像や解釈で見た人それぞれが埋めていってほしいのだろうという監督の意図を感じました。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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