PhotogenicShimonoseki

関係

2017/5/1

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17歳。
あの頃、なにがそんなにおもしろかったのか訳が分からないくらいに、
毎日笑っていたような気がします。
小学生、中学生という段階を経て、思春期にもぶち当たりながら
だんだん自分という人間性が自分でもなんとなく受け入れられて分かってきたくらいの高校時代。
各地からバラバラと集ってきた高校には、やっぱりどこか似たもの同士のような仲間がいたり、
今まで全然関わってこなかったような仲間もできたり、不思議な空間でした。
男子がいない女だらけの環境というのもあったせいか、
体育祭はみんな男かってくらいに激しくて、
文化祭はわいのわいの拍車がかかって、
普段も普段で廊下で笑い転げている人もいれば、
休み時間もみんなよく喋りよく食べる(想像以上に!)という、
何をするにも勢いが有り余っている女子高生ばかりでした。
この7人も、かつてはそんな17歳。
高校3年生当時、わたしの隣のクラスにいたメンバーです。
ほとんどの人と同じクラスになったことはないけど、
毎日グランドを走っている姿だったり、
ユニフォーム姿で体育館にいる姿だったり、
ローファーを履いていたり、デカめのバッシュを履いていたり、
やたらと髪が短かったり、ダンスに打ち込んでいたり、そんなひとりひとりの姿と、
この7人で教室のどこかに集まって話をしているだろう笑い声と7人一緒の制服姿を今でも覚えています。
卒業後はそれぞれ進学をしたり、留学をしたりでバラバラになりましたが、
お互い疎遠になるどころか全くもって逆で、離れても環境が変わっても、
13年経った今でもあの頃の勢いそのまま、変わらない7人の姿がスタジオにありました。
 
事の発端は、3月に行った写真展に訪れてくれた時に、展示していた成人式6人組の写真を見ながら
「いいねー、成人式でもみんなで撮りたかったよね。でもあの時はみんなでスタジオとか考えつかんかったよね。
でもさ。別に今でもいいよね。ね。ちょうど30歳やし!春にみんな揃うし!三十路写真!!!!!」
とそんな話が出て…それから1か月で撮影が実現しました!この行動力!!
「今日はこどもやなくて、わたしたちが主人公やけね!しっかり準備しよっ!」
っと、撮影前に鏡に向かう姿をとても嬉しく思いながらわたしも準備しました。
今日は、自分自身の写真。
自分が出会ってきた友達との写真。
30歳の自分。30歳のそれぞれの姿。
なんかいいなぁと、撮影前からしみじみ。
撮影前に色々と考えながら、それぞれの被写体をバラバラに配置して、
それぞれの雰囲気を出すようなものもイメージしたりもしましたが、
やっぱりいざ撮影になったら変わりました。
7人がこの7人でいるからこその写真。
ならどう撮ろう?
即決。あの頃のように、ただ、喋ってみてから撮り始めようと考えました。
最初は7人の雰囲気が見たかったので「適当に喋ってていいよー」って声をかけたのですが、
「「「「「「「………!!!!!あんさー、この前のあれが、どねーの、こねーの×7」」」」」」」
文字になりませんが、一瞬で会話がドッカーンです。
わたし、この勢いに笑いが出てカメラが震えてしばらく写真撮れませんでした。
アシストしてくれた手塚さんはすかさずiPhoneを取りに行って、
この様子を思わずムービーで収めていました。それくらいの記録的なドッカーンでした。
この瞬間に思いました。
成人式6人の撮影の時と、威力が全く違うぞ。。。。っと…。
20歳6人組は大学で出会ったから友達になって2年ですが、
この三十路7人組はもう10年を優に越してずっと繋がっている仲。
会話の途中にひとりが大切な報告をした時も、さらなるドッカーン。
7人に垣間見えるそれぞれの驚きと、把握しきれずに数秒後に驚くだろう顔と、喜び!!!
突然の瞬間でしたが、ここはブレちゃだめだ!!と気合いを入れて撮りました。
全力で話す。全力で驚く。全力で喜ぶ。
友達ってすごい。ただただ圧倒されました。
おめでとう、ありがとうの連鎖だけではおさまらないこの感じが、大切な人の喜びが、友達という存在が、
きっとそれぞれの心強さになるんだろうなぁと感じました。
大事なことを、改めて考えました。
自分として生きていく中で、信頼し合える仲を築くということ。
人間性を受け入れること。
 
ライフスタジオでは友達同士の撮影は小学生以上でお願いしています。
きっとそれは「友達」とお互いに意識して思えるのがそれくらいの年頃だからだと考えています。
生まれた時から一緒、幼馴染として普段一緒に遊んでいるというのもあるかと思いますが、
スタジオといういつもとは違う空間で撮影となるとその時々の機嫌や、
自分の思うように遊びたい気持ちが強くなったり、
集中力がなくなったりで撮影どころではなくなることが多くあるので、
小学生未満の友達同士の撮影はそれぞれの家族で1枠ずつ連続で予約を取っていただくなど
店舗ごとに取り組みがあるかと思うのですが、
そんな幼馴染の時代や、それぞれ幼稚園などを共に過ごした時間を経て、
小学生になってから、また中学生や高校生、大学生になってから、
そして大人になってからでも、「友達」との関係性を撮影することによって
「家族の中での自分」とはまた違った「自分」を発見できる機会になるように思います。
(友達同士の撮影は念のため予約前に各店舗にお問い合わせください。)
わたしは元々この場所がこども写真館だとは思ってもなければそう言ってもいません。
大切な人と過ごす場所のひとつとしてあればいい。
大切だと思う人と写真を撮るというきっかけを作る中で、自分の人生を振り返り感じながら、
写真を見てまた笑えれば、ちょっとでも救われるような気持ちになったら、と思います。
そしてまた、大切なものをより大切に。
 
 
しかしながら、本当にみんな変わらなすぎてこの写真たちを見るたびいろんな記憶が蘇ります。
でも間違いなく、あの頃よりもみんないい女だと確信してます。
まだまだこれから。
10年後も、20年後も、もっと先も。
変わらない勢いで。
 
 

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