Photogenic


新横浜店
scrollable

~動作の誘発と瞬間~

投稿日:2018/12/20

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photo & write by Ara

codi   by Yuki

@shinyokohama

 

■新横浜店での写真を客観的に

12月に入り、横浜青葉店の五明さんが

この1ヶ月交換勤務で新横浜に来ていただき

五明さんから見た新横浜店の写真の印象を

週に1度のMTGでフィードバックをいただいている。

 

交換勤務を行うことで互いに客観を得ることができ

より技術の向上に取り組もうと

新横浜店・横浜青葉店では取り組んでいる。

 

・なぜこの写真はいい写真なのか?

・この写真に更にもうひとつエッセンスを加えるなら

 

構図、光、レンズの特性、水平垂直などの基礎基本はもちろん

ポージングのお話や体のラインをコーディネーターとカメラマンが

いかに空間を作っていくか具体的かつ論理的に説明をいただいている。

 

また、店舗全体として中望遠で撮影することが多いと

店舗の癖を見つけていただいた。

 

中望遠で撮ることにより、被写体の距離が

物理的に離れてしまうが圧縮効果でより被写体の

魅力を引き出すことができることを改めて学び

望遠で残す写真の際に体のトリミングにいたっても、

どのトリミングで写真を残したいのか

どんなシャッタータイミングが適切なのか共有いただいた。
 

 

第一週のMTGの際にいい写真の確認:

・構成要素を確認していく 

・1枚の写真がしっかり整理されているか

・被写体の動きが伝わるか

 

12月はじめのMTGで教わったことを活かして

撮影に取り組もうと試みたのが今回の1枚である。

 

■撮影

入園の記念で来店された3歳の男の子

少し緊張気味の彼の印象はおりこうさんといった印象でしょうか。

 

3歳にしてはできるポーズも多く言葉の理解も早く

園服姿で遊びながら様々なポーズを見せていく

スーパー3才児 といった流れでした。

 

1シーン目が終わりゆきちゃんとこう話したのを覚えています。

「彼をもっと自由にさせよう!」

「ベッドでゴロゴロ寝ちゃってもいいから!」

 

1シーン目は入園の記念をしっかりホリゾントで残し

園服や園のカバンを一緒にどちらかというとかっちり残そう

というこちらの姿勢に応えれくれたという印象を受けたからです。

 

標準レンズで物理的距離の近さもあったのか

コーディと遊びながら表情を引き出していきたいな

そんな想いで望遠レンズを手にし着替えた彼とゆきちゃんが

ベッドにいきます。

 

私は瞬間を狙う役に徹し、ゆきちゃんが彼と遊んでいく

そんなあうんの呼吸で撮影が始まろうとしていました。

 

ライフスタジオといえば「白いくま」

と印象があるほど、どの店舗にもいる「白いくま」

 

ゆきちゃんが動きます。

白いくまは彼が小さいときに写真に残していたと

パパママからお話を聞き、ゆきちゃんが

白いくまをベッドに置きます。

 

「くまにつんつんしてごらん!」

 

つんつん 

 

「いてててて!」

 

少し緊張していた彼から笑顔が飛び出してきます。

 

「くまを投げ捨てちゃえ!」

くまをつかみながらひっくり返そうとする

彼からははじけんばかりの笑顔と

少しいたずらが好きそうな表情になってきました。

 

ここで私とゆきちゃんは

「よーし次はくまにダイブしちゃえ!」

 

このダイブする瞬間で圧縮の写真を狙います。

 

一瞬の撮影になるためシャッタースピードは速めに設定し

より被写体の表情に目がいくように開放気味で。

 

ここでトリミングを考えます。

 

いつもなら、全身に余裕があるようなトリミングで

撮影することが多かったですが、

逆に変な余白が入り不安定な

トリミングになることが多くなっていました。

 

体の一部分だけをきるのではなく

今回のポイントは頭とお尻のライン

写真の対角線上にトリミングされていることで

不安定要素をなくす構図にしようと考えます。

 

あとは彼の動きを予測して、おそらく彼の頭が

くまの足の上にダイブされるだろうと狙います。

 

彼の足が彼の表情に被らないように…

彼の魅力が伝わるように四隅を気をつけながら…

とシャッターをきりました。

 

ゆきちゃんと彼と遊びながら

彼の動きを出すことで引き出した表情と

今回の適切なトリミングによりこの1枚は生まれました。

 

後日五明さんがGOODPHOTOに選んでいただいた中で

この写真が入っており

「新横では中々撮影していなかった写真ですね」

とおっしゃっていただいたことも印象的でした。

 

同じインテリアでも撮影者とコーディネーターで

様々な写真を構成することができると感じた1枚となりました。

もっと子どもたちを自由に遊びながらいい写真を残していきたいです。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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