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【Only her】

投稿日:2019/9/26

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photo by Chappy
coordi by Momoka Matsumoto
write by Chappy

 

子どもたちの撮影に携わり楽しく過ごす日々ですが、

ふと立ち止まり、ライフスタジオで働いている意味を

考えることがあります。

 

単純に写真がうまくなりたい。

写真を通して人の美しさを表現したい。

いろいろな想いが自身の中で変わり続けています。

答えは流動的に変わるものだとは思いますが今改めて、

自分は何を思い働いているのか。

自分と向き合い考えます。

 

そもそもなぜ写真業界に飛び込んだのか。

数ある理由の1つに姉の結婚式がありました。

元々仲が良くなかった姉の式に参列し、当初はなんで

参加しなければといけないのかと

思っていたひねくれ者の自分。

その気持ちを変えてくれたのが式中に流れた写真でした。

 

大人に近づき、つい目の前のことで一杯一杯になり、

過去のことを振り返る余裕もなかった当時の自分。

そんな僕と姉との大切な記憶や気持ちも

甦らせてくれた写真。

その価値をもっと自分のように

知らない人たちに伝えたい。

そんな想いを抱え、この業界へと足を踏み入れました。

そしてその想いは今の自分を支える

原動力になっています。

 

今の自分が働く理由。

その根底は変わらず写真の良さを伝えたいから。

さらに踏み込むなら、見えなくなってしまいがちな

想いを見つけられるように。

写真を通して、見た人の心象世界を

豊かに出来たらと願い、

今日もシャッターを切ります。


 


写真分析【Only her】

 

年頃っていくつくらいのことを言うんでしょうか。

もちろん男女差だけではなく環境が人を作り上げるので

個人差が必ず出るものだと考えています。

ただ、学校という大きな集団の中にいるとどうしても

周囲に合わせることを学ぶので[似通ってくる]

ということは多いのかもしれません。

 

写真の彼女は少し早めのお年頃。

挨拶をすると照れからかママさんの陰に隠れてしまう、

そんな女の子でした。

しかしモモちゃんが提案した服を見た時、

彼女の瞳の色が変わったのを感じました。

 

もしかして彼女は既に可愛くなりたい、

キレイに見られたいという願望が

鮮明にあるのではないか。

そう仮定し撮影に臨みました。

 

彼女の声には出ない気持ちを汲み取れるよう声掛けは

言葉数が多くなりすぎないよう、

少しづつ距離を縮め撮影を進めます。

 

女の子であり少女である彼女。

女性と呼ばれるにはまだ早いかもしれません。

ただ少しでも彼女の中の理想の自分に

近づけるよう努めます。

 

「どんな色か見てみて」

シンプルな声掛けを行い、彼女自身の表情にフォーカスが

当たるように逆光の中でシャッターを切ります。

 

僕から見た彼女の今の美しさ。

それはお年頃な彼女だからこそ

表現できたものだと思います。

この写真が成長した彼女の心に

少しでも懐かしい記憶を届けられたら嬉しく思います。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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