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新横浜店
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光と表現

投稿日:2019/10/31

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photo by ara

cordi by momo

ライフスタジオでは75枚の写真を残していく間に様々な表情、感情を瞬間で切り取っていくが

同じ写真は二度と撮れない。同じ写真というのは似たようなポーズや仕草という意味ではなく

その場で感じた感情や表現をやり直すことはできないという意味です。

 

 

また、子供たちは年齢や時期によって興味を示すモノやコトに変化があるため私達が撮りたい写真ではなく子供たちの状況に合わせた写真を残していきたいと常に考えている。

 

 

今回の1枚も上記の流れを組んだ中で残した1枚です。

 

 

753の記念がメインだった被写体の彼でしたが、5歳の753ではコーディネーターと共に成長した姿をたくさんの遊びを通して残していき最後はフォーマルな洋装で衣装が決定した。フォーマルの衣装は色味も濃く、彼の大人びた様子を際立たせるために撮影の場所は廊下を選んだ。

 

 

 

廊下は明るいイメージ新横浜店の中でもレコードショップと呼ばれており、昔のレコードやアンプ、ヘッドフォンなどアンティーク調に写真を残すことができる場所だ。

 

 

光は被写体である彼を印象づけるために重要なポイントで、今回の1枚は75枚の中で彼の好奇心を表現できないかと思い撮影した写真です。

メインの光をサイド光よりの半逆光に位置することで彼の輪郭に陰影がつきよりクールな印象をつけ、廊下の後ろにある逆光の光は補助光でレコードやアンプなどの存在感を際立てる。あくまでも彼がメインなため光はサイド光の光源の方を強めに。

 

 

廊下の壁を前ボケにしているが、壁と彼の間にガラスのレースを前ボケに置くことで壁に陰影さを出し、彼と壁の色味が対比して表現できるようにモノクロにすることでシンプルに彼を目立たせたいという思いで判断をする。

 

 

必要な声掛けはカメラを覗いてご覧という一言だけ。実際にどう反応するかはわからない。

 

 

初めて触る昔ながらのカメラに対してワクワクしながらなのか?それともどうやって撮影するんだろう?という興味を持ちながらなのか。事前の準備と考察を経て彼の様子を切り取っていくことで自然な写真、彼の素の姿が表現される。もしこの時にすごい笑顔でカメラおもしろーい!みたいな表情であればこの光とモノクロでは合わなかったかもしれない。

 

彼の事前の観察でカメラを渡した時にこれはなんだろうという表情を見せたことから覗き込んだときの様子がイメージと一致した。

 

被写体である彼とインテリアや衣装の調和は写真の構成要素の中で非常に大切であるが光を用いることでどんな感情で残してあげたいか考えさせられる1枚となった。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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