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投稿日:2015/8/3
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留まる事なく過ぎてゆき、毎日の出来事が新しい情報として頭の中に流れこんできます。
今日は昨日になり、昨日は一昨日になり、一昨日は1年後になってゆき、
過ぎてしまった出来事はだんだんと新しい情報に塗り替えられ、悲しかったことも、嬉しかったことも、少しずつ忘れてしまう事もあるでしょう。
写真はその絶対的に過ぎてしまう時間を写真とゆう1枚の中に留める事ができます。
毎日自分の目の前で起こっている出来事は似ている事はあったとしても
100%同じ事が起こる事は決してないですし、どんな場面だって大切で貴重な一瞬だと思います。
写真を撮影するには自分の中に沢山のイメージの引き出しがある事が大切だと思います。
イメージの引き出しを持つ事は75cuのバリエーションを増やす為に必要ですし、
イメージを持っていれば被写体へのアプローチの方法も沢山取る事が出来ます。
しかし、明確すぎてしまうイメージは写真を固くしてしまう原因に繋がります。
イメージとゆうのは自分の写真へのちょっとしたスパイスです。
まったく同じ時間と瞬間が訪れないのと同じように、まったく同じ写真はデータを丸ごとコピーしないかぎり不可能なのです。
見つけたイメージにとらわれるのではなく、自分がイメージとして選んだ写真の一体どの部分に引かれたのか、
ではその部分を表す為にはどうすればいいのか考え、実践していくことで被写体へのアプローチの幅がどんどん広がり、被写体自身の心を自由にする事が出来るのではと思います。
1時間とゆう撮影時間の中で被写体を小さな枠の中で閉じ込めてしまうのではなく、
沢山イメージの引き出しがあれば被写体が持つ身体と心をその時一番活かす事が出来るスパイスを引き出しの中から見つけ出す事も出来るでしょう。
彼女が窓際に来てくれたとき、私の引き出しの中にあった瞳の中に映る光の輝きが印象的だった写真が連想されました。
窓際に手を置いてもらい外を見つめてくれた時、瞳に映る光が見え、彼女の瞳の輝きをしっかりと写したくて色を無くしました。
彼女の瞳の光:輝きは一体何を見つめ、何を思っているのか、
写真はその場所を記録し、その時の思い出を記憶し、そしてその場所にいなかった人々が想像出来る世界観を映し出してくれるのです。
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