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横浜青葉店
scrollable

主役 ~Natsuko Takagawa

投稿日:2017/7/16

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Photo by Yoshihiro Chiba
Coordi by Misaki Nakagawa
Write by Natsuko Takagawa

@Yokohama Aoba


どちらの子がメイン、というのはありますか?


カウンセリング時に、
兄弟がいるご家族に必ず確認する。


もしあるのであれば、
メインの子のソロを2シーン+兄弟ショットという構成や、
それぞれのソロを撮る場合でも、
ご希望があればメインの子のを多めにすることもある。


誰が主役なのか。
私は何気なく確認していた。


私が直接撮影に入ったわけではないのだが、
私は彼女を、この写真をよく覚えていた。

青葉店では毎日Facebookを更新していて、
お客様の許可を得た上でコメントを添えて掲載している。


空いてる人が空いてる時に掲載する1枚を選び、
コメントを書き込むのだが、
この日は私がその作業していて、
この1枚を選びコメントを添えて更新したのだ。


1枚を選ぶ時、すぐに決まったことをよく覚えている。


この子にはお姉ちゃんがいて、
いわゆるお姉ちゃんが七五三記念で主役、という撮影だった。


初めはお姉ちゃんの七五三ソロが続き、
やっとの出番がこのドレス姿でのソロだったのだと思う。

上手だったお姉ちゃんに負けないくらい、
笑顔で、とにかく可愛かった。



いないいない〜ばあ!
という声も聞こえてきそうなこの笑顔。
白い棚のラインが画面の中心にある彼女に向かっているため、
よりこのとびきりの笑顔へと視線が向かう。

またそのラインが1つの点に向かい集中しているため、
今にも彼女がひょこっと覗き込むように動き出すのではないか、とすら思える。

ドレスも髪飾りも白で、インテリアの棚も白。
画面全体が統一されていた。

左側と後ろから入る光で、
反射して彼女は白い光に包まれる。

あどけなく、元気な彼女の笑顔はさらに輝いていた。


75カットから写真を選ぶ中で、
この子のシーンではこの子のことしか考えられなかった。
気づけば私も思わず笑顔で写真を眺め、
この子の笑顔に夢中になっていた。

このシーンでは、確かに彼女が主役になっていたのだ。


「記念」ということで、メインの子はやっぱりいると思う。


でも、カメラを向けられれば全員が主役で、
被写体だけを切り取るのだ。


兄弟の撮影をしていて、
1人の子がメインということはよくある。
年齢が違うので、入学だったり、七五三、というような節目が別々にやってくるのは当たり前である。


七五三の記念できた妹ちゃんの撮影を見て
その子のお姉ちゃんが、

「いいなー、〇〇ちゃんばっかり…。」
と、羨ましそうに言うのも珍しくはない。


メインの子は誰ですか、というのは
お客様からのご要望を逃さないための話すきっかけでもある。


カメラを向けられれば全員が主役。

例えメインが兄弟のもう一人だったとしても、

カメラを向けられているときには、
自分も主役なんだ!と思い楽しんでほしい。

自然とみんなにそう思ってもらえるように、
楽しい気持ちを、楽しんでもらえる撮影を作っていきたい。

 

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