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横浜青葉店
scrollable

目の前のもの ~Kaori Sasaki

投稿日:2017/7/16

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Photo by Kazuma Gomei
Coordi by Misaki Nakagawa
Hairmake by Kaori Sasaki
Write by Kaori Sasaki

@Yokohama Aoba


この写真を一目見てハッとした。
いつも見ている空間が見る目線を変え、光を観察し、モノクロームの世界になると、こんなにも印象的な世界になるのだ。
自分の目の前にある空間も、見方を変えれば、違う線と面の世界に連れて行ってくれる。
 
彼女に初めて会ったのは丁度三年前。
彼女が7歳の七五三を迎える年に初めて会った。
お話の面白いお父さん、常に笑顔で受け止めてくれるお母さんの元でのびのび育った。
そんな印象だった。
ほんの少しばかりの照れもあったが時間がすぐに解決してくれた。
そんな子が10歳になって撮影に来てくれた。
今回は五明さんがカメラマン、さきちゃんがコーディネーター、私はヘアメイクで入った。
1シーン目、2シーン目の始めまでは髪の崩れが気になり、一緒に撮影空間にいたが、
この写真に写っている最後のシーンは、自分の仕事をしに事務所に戻っていて、撮影を見ていなかった。
 
最後のヘアメイクをしている間、カメラマンの五明さんが、いそいそと先に二階に上がり撮影の準備をしているのは知っていたが、こんな写真が出来上がった瞬間に自分が同席しなかった事に悔しささえ感じる。
そのことを伝えたら、え?何が?
って反応が返って来るのが目に浮かぶので今回は伝え無い事にしよう。
 
 
今の季節、階段の上の窓から入る強い西日は、部屋の中央部分まで最後の力を振り絞るように入ってきている。
被写体に当たる光はクッキリと。
そして光が当たるように、そしてそれが活かされるように小さなイスに横を向いて座ってもらうポージング。
人物の向き、高さに対して右奥にかかっている洋服が写真に階段のような効果を生んでいる。
いつも前ボケに活躍してくれているレースのカーテンは、サイドからの光でこんなに重なりの美しさが増すのか。
 
端的に見ても、引き絵でみても美しい。
それが美しい写真の条件だ。
まだまだ私の写真はこれから発展出来る。
だって、周りに仲間がいるから。

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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