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ヒカリの中で光る髪 ~Satoshi Ito

投稿日:2017/8/22

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Photo by Reiri Kuroki
Codi & Write by Satoshi Ito(Chappy)

@Yokohama Aoba

 
私は写真に今まで携わってきましたが、このように文章に表わして写真を分析するのは初めてになります。そのため感覚的表現が多々出てくるかもしれませんが自分なりに書かせてもらえればと思います。
 
まずこの写真について書かせてもらおうと思ったのは、
・私がコーディネーターとして撮影に入っていたこと
・私がライフスタジオに来て、これが自然体且つ自然光の写真なのだと衝撃を受けたこと
 
その2つが大きく占めています。
 
私は元々ストロボ光のボケ感がない、はっきりくっきりした写真を被写体と撮影者1対1で撮るカメラマンとして働いていました。だからこそコーディネーターとカメラマンが撮影を共にする意味や天気や時間帯によって光量を左右されがちな自然光の撮影スタイルに大きく戸惑いを感じていました。
 
そんなある日、写真の女の子の七五三撮影に携わりました。その女の子は生まれてから一度も髪を切ったことがなく伸ばしていると彼女のお母さんから聞きました。着物の時は長い髪をまとめ、カジュアルな衣装時は長さを生かして四つ編みに、そして最後のドレスの時には長さを際立たせるために下した状態で撮影が進んでいきました。
 
「生まれてから一度も切ったことがない髪の毛」
 
それは彼女が生まれてから今までずっと一緒にこれまでを歩んできた大切な存在なのではないか。
カメラマンの玲理さんが長い髪の毛にフォーカスしたポーズや仕草を提示していく中でそんな想いが生まれました。今まで髪の毛の長さはアレンジしやすいかどうか、写真映えするものかどうかとしてしか見てこなかった私がそんな風に考えられるようになったことに正直驚きました。
 
彼女と彼女の大切な髪の毛を一番輝かせられるのはどんな方法なのだろうか、玲理さんと色んなパターンを試していきながら撮影が進み、終盤で階段前に窓から光が射しこんできました。
 
白のドレス、長く色素の薄い髪、窓越しの柔らかなサイド光。
 
この条件にあと必要なものはそれらを生かす動作の付与でした。
「よーし、そこで回ってみようか!」
まさかの提案にその時は驚きを隠せませんでした。
 
しかし回った時の髪の毛の動き、ドレスのふんわりとした流れ、そして何よりも彼女の嬉しそうな表情を見て全て納得しました。
 
ライフスタジオの写真がなぜ自然だと言われて人気があるのか。
自然光を見極める目、撮影技術、インテリアのバランス…
スタッフ、お客様によってその答えは変わるものだと思います。
 
今回私は「その子を見て、その子と接した上で、その子の未来に向けて残してあげたい瞬間を切り取る力」が大きく要因しているのではないかと感じました。
 
今はまだカメラを持たずに撮影に関わる身の私ですが、コーディネーターとしてそんな想いを持ちながら撮影に入ることを忘れないよう心掛けたいと思います。
そしていつかカメラを持つ日には、そんな瞬間を切り取れるようなカメラマンになりたいと思います。
 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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