Photogenic


横浜青葉店
scrollable

時にはカメレオンの様に ~Kaori Sasaki~

投稿日:2017/11/10

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Photo by kazuma gomei
Coordi by Natsuko Takagawa
Write by Kaori sasaki
 
 
青葉店では、毎日撮影した写真の中から、一定の基準以上、または挑戦を感じる写真などを写真担当の玲理さんがgood photoというフォルダを作りその中に入れてくれる。
Good photoに自分の写真が入っていると、挑戦を感じ取ってくれているんだと嬉しかったり、この写真良いのだけどあと一歩!とアドバイスを貰ったり、写真の話をするのに一つの役割を担ってくれている。
その中の写真を一枚ずつ見ていると、勿論自分の写真は撮った記憶があるのでわかるのだが、現在青葉店のカメラマンである私以外の五明さん、玲理さんの写真も、それぞれのテイストがある為、大体はどちらが撮ったかわかることが多い。
しかし、この写真はパッと見、良い意味で誰が撮ったかわからない写真だった。
 
「この写真誰の写真だろう…?」
と、担当カメラマンを検索してみると、五明さんだった。
つくづく、「いろんな写真を撮る人だなぁ。」と、感心のため息を吐いた。
 
私の中で、いや、割とみんなの中でもあると思うが、五明さんはいろんな写真を撮る中でもその子の「リアル」を映し出す写真が多い。
そして、トリミングが独特だ。
露出は適正~少しアンダーを好み、美しい明暗差を作り出した写真が多い。
その為、少しハイキーな写真は珍しく、少し新鮮に感じた。
 
青葉店に長く勤めているが、この店舗は整理する線が特に多い店舗だ。
インテリアが壁に沿ってありそこには多くの棚、枠が多く曲線や線をぼかす素材が少ない。
その為、インテリアの整理を意識しながらの撮影が必要不可欠であり、難しい点だ。
まっすぐな線に対し、斜めに入ればもちろん線は歪む。
しかしこの写真は背景の窓枠と被写体の少し左斜めから入っている。
その中で被写体に足を組ませ、手前に白い缶や小物を置いて前ボケにし曲線を生み、左の棚を隠し、そして被写体をギリギリまで圧縮する。
それにより窓枠の写る範囲は限定され、歪みの少ない焦点距離によって水平が保たれている。
目線、ポージング、被写体の位置からも、この横位置での圧縮のフレーミングが心地良く感じる。
そして窓から入る逆光の光を明るめの露出で撮り、被写体と背景の境界線を飛ばし、インテリアと被写体の空間を一つにまとめている。
 
 
私は五明さんのスタイルを良い意味で、カメレオンの様に様々な写真を撮る人と再確認した。
 
ISO-400
1/80秒
焦点距離 88mm

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