Photogenic


横浜青葉店
scrollable

写真分析 奥ゆかしさ

投稿日:2017/12/10

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photo by kazuma gomei 
coordi by mayu kanasugi
write by kaori sasaki

 

初めて会ったのは、山手の小高い山の上にあった今は無き横浜店。
入社して一ヶ月と間もない私に当時一歳半だった愛梨ちゃん。
よく笑う愛くるしい笑顔にとてとてあんよがとっても可愛くて、
つたない私のアシスタントにも全力で答えてくれる赤ちゃんでした。

数年経ってママさんとその頃の話をしたら、かおちゃん全力で頑張ってたよね。。。
と労いのお言葉を頂きました。
私のはちゃめちゃなアシスタントでよく笑ってくれたなぁ。なんて今でも思い出します。
愛梨ちゃんにはひいおばあちゃんがいて、その撮影から一ヶ月も経たないうちに今度は女性4世代の写真を撮りに来てくれて、入社後最短記録でのお客様との再会。
それから現在に至るまでライフスタジオでの撮影ではほとんどコーディネーターを担当させて頂いてます。

彼女の特徴は、毎回会うたびに初めだけ少し恥ずかしがりやですが、
時間が経つうちに撮影されることを全身で楽しむ。そんな女の子です。
それは表情にも、しぐさにも、発言にも現れてくるので、撮影担当者としてそれが毎回楽しみだったりします。

今回は待ちに待った七五三。
五明さんがカメラマン。
コーディネーターがなすちゃん。
私は事情があり付き添い。
始めましてのお兄さんに、久しぶりのお姉さん。
着慣れない着物に、普段は履かないぽっくりを履いて、
あこがれだった口紅を差す。
おなかも苦しいし、たくさんの人に見られて恥ずかしさも。
それでもやっぱりずっと来たかった着物を着れて嬉しくて嬉しくて。
ついつい口角があがります。 

そんな、まだその空間に慣れる前の奥ゆかしい彼女の照れた表情。
行き場の無い手を胸の前でもじもじとさせる様子を切り取った一枚。

彼女のポイントである少し厚めのまっすぐな前髪にピントを合わせ、
恥ずかしそうなその表情は少しボケて、奥ゆかしさが表現されています。
もう少しクローズアップに寄っても良いと思いますが、
左上に顔を持っていき、手首のあたりや帯まで入るバストアップの位置でトリミングすることで、
扇子の向きもあいまって全体に流れと余韻が生まれます。

昔からずっと知っている彼女の七五三。
次の着物の撮影は十数年後でしょうか・・・。
ライフスタジオで出会って6年目。
これからも節目、節目に報告や相談の連絡を取り合って彼女の成長を見守りたいと思います。
 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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