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写真分析/これからの階段 ~Kaori Sasaki~
投稿日:2018/1/14
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Photo by natsuko
Coordi by reiri kuroki
Write by kaori sasaki
私はハーフ成人式の写真が好きです。
2013年から青葉店でハーフ成人式のヘアメイクをしてきました。
たくさんの撮影に携わってきたので、10歳のあどけない中にも女性らしさが垣間見える瞬間をカメラマンと一緒に見つけられると、脳内でアドレナリンがたくさん放出されます。
そこで撮られた写真は、何年も前の写真でも、深く私の心に刻まれています。
今回私はこの写真の撮影には携わっていません。
ですが12月の一つの取り組みとして、妊娠し撮影から少し離れた冷静な目線で写真を一緒に見つめる課題として、毎日natsukoの写真にフィードバックを書き貯めてきました。
この写真は私がその日のnatsukoの撮影でgoodphotoに選んだ一枚です。
この写真がとても美しい。と選ばせてもらいました。
顔の半分には右からのきれいなサイド光が当たり、白くなめらかな肌を照らしています。
陰影が付き過ぎず、服や髪のディテールが白飛びしたりつぶれたりしない絶妙な露出であり、まるで化粧品の広告のように肌の質感が活きています。
もう少し寄ってとっても素敵かも。と思い、勝手に左と下の部分をトリミング試してみましたが、そうすると写真に抜けがなくなり一気に窮屈になり過ぎてしまいました。
その為、この構図が妥当だと改めて納得しました。
また写真の色合いに関しても、茶色のソファーにベージュのドレス、ゴールドのネックレス、そしてホワイトとゴールドのイヤリング。
写真の中で統一された色の装飾物の中に、彼女のピンク色の頬と唇、そして少し照れて赤くなった耳の三点が浮かび上がります。
それが彼女の美しさをさらに引き立てている。そう感じました。
荒削りだった彼女の写真が、最近、緻密になってきました。
特に得意とする光、インテリアの中では他のカメラマンに引きを取らない、いやそれ以上かも。と思うときもあるほどです。
現在デビュー前に得た写真教育の知識と、日々撮影する青葉店の中で得た知識の中で階段を上ってきました。
今まではのぼるべき階段を用意されてきたと言ってもいいかもしれません。
ここからどんな階段を選択し、どんなカメラマンになるかを選び変化するのは彼女自身です。
スタートラインから走り出したnatsukoはどんなカメラマンになって行くのか、隣で一緒にワクワクしながら見つめて行きたいと思っています。
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