Photogenic
横浜青葉店
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憧れの三兄妹
投稿日:2018/2/17
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Photo by kazuma gomei
Coordi by mayu kanasugi
Write by kaori sasaki
Coordi by mayu kanasugi
Write by kaori sasaki
3兄妹。
私自身が年の離れた姉妹で、どちらも一人っ子のように育ったからか、ひそかに3兄妹にとても憧れを抱いている。
この仕事に就いて3兄妹と接することが増えてからより憧れを抱くようになり、今現在一人目を妊娠してからは、もはや憧れを超え存在の奇跡すら感じている。
私も3兄妹だったら楽しかっただろうなぁ。と、思う一方で自分自身が3人を産んで育てていく事はもう到底無理!という気持ちもある。
だからこそ3兄妹への憧れは私にとって揺るがないものとしてあるのかもしれない。
この写真の3兄妹。
まだ上のタクミくん(通称:たっくん)が2歳、長女のスミレちゃん(通称:すーす)がハーフバースデーの頃からのお付き合いになります。
自由奔放な長男たっくんの激しさに対し、赤ちゃんだったすーすは「いつものことですよ~」と穏やかな赤ちゃんだったことをよく覚えています。
その後すーすの一歳記念やたっくんの3歳七五三、遂に3番目ツムギちゃん(通称:つむちゃん)の1歳記念などで撮影に携わらせて頂き、今回は5回目の再会になりました。
今回は私が妊娠中で撮影に入れなかったので、五明さん(通称:ゴメラマン)となすちゃん(またの名を、ナスラマン)に撮影をお願いしました。
今回は上の二人の5歳3歳七五三。
相変わらず激しい長男たっくん、着物姿なんて関係なく激しく遊んで撮影していました。陰からこっそり覗くも、今の私に出来ることは無い!と見守るスタイルに身を投じました。
今回の撮影でとっても変化があったのは、長女すーす!
前回までは激しいお兄ちゃんに対して、私がしっかりしなくっちゃ!というスタンスのすーすが、着物でかわいくしてもらってハイテンションだったからか、たっくんに引けを取らない激しさを見せていました。
てんやわんやで着物撮影を終え、お洋服を着替え青葉店の二階に移動し、最後はカジュアル3人撮影。
最後のシーンの時だけは、ちょうどお店の電話対応をしていて、撮影を見守る事はできませんでしたが、撮られた写真を後から一緒に見て、私は思いました。
3人ショットとはこうだ!こう撮られるべきだ!という、なにか確信めいたものを3人ショットから感じました。
特にこの一枚。3人それぞれすぎる一枚。
当たり前ですが、3人ショットを撮影するときカメラマンは全員笑顔でこっちを向いている写真を目指して撮影をします。
でもこの写真はそうではなく、目立ちたがり屋のたっくんはカメラを向き、おそらく撮影
者にお願いされたであろうつむちゃんをぎゅっとする手には、力が入り過ぎてチョークスリーパーを決める寸前。
長女すーすは根の真面目さから妹への優しいハグと一緒に、目線の先にはお母さんでしょうか。「私ちゃんとやっているよ♡」と言わんばかりの表情。
完全にされるがままの次女つむちゃんのなんとも言えない表情…。
こんなに3人の特徴がにじみ出る1枚を、一歩引いて余白を空けてフレーミングし、前ボケを入れることによって、客観的に3人を写すように切り取られた1枚。
「らしさ」の撮影とは「自然な写真とは」という大きな課題と同じくらい撮影者にとって重要な永遠のテーマです。
はじめましてでこの写真を撮ってくれた撮影者の五明さんとなすちゃんには、3年間この3兄妹を見つめて来た私の心は感謝の気持ちでいっぱいです。
3兄妹。
それぞれでいいんです。
そのフレーミングの中にいてくれて、あなたらしさを出してくれれば。
それで個性が抽出された写真が撮れれば、今のあなたたちを表す、未来への最高の贈り物になるから。
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