『フォレスト・ガンプ』という映画は、アカデミー賞を受賞したほどの有名な映画である。

私はこの映画のタイトルだけ聞いたことがあり、見たのは今回が初めてだった。

この映画が何故これほど有名になったのか、どこが人の心を動かしたのか考えながら見て見た。

 

私の感じたこの映画のポイントは、人の信念、そして生き方。

映画の中で主人公フォレストの信念がこうだといっているわけではないが、フォレストは、周りの環境、人の意見や行動を見ながら、自分の意思で自分の人生を歩んでいく。

映画の中でも、『自分の運命は自分で決める。自分でみつける。チョコレートのように。』というセリフがでてくる。

 

私達は、日々生活をしている中で、様々な経験をし、人と出会い、いろんな判断をするようになる。その判断を下す際に、自分の考えた通りに決定を下し行動に移すことがどれくらいあるだろうか。大体が、常識という何か決められているかのような枠の中から外れない中で考え、決定し行動していることが多いのではないか。私はこういうふうに過ごしてきた。気づいてやっているというよりも、なんの疑問も持たず、なんとなく、周りもこうだからと、行動してきた。

 

フォレストの生き方を見ながら、自分が大切だと思ったこと。人に対する思い。母、ジェニー、友達のバッバ、ダン中尉等。大切な人が苦しめられていたら、すぐに助けにいく。こうと決めたら真っ直ぐ進んでいく。自分に正直に、相手のために動いている姿、見返りを求めず与えること、映画をみる人は、フォレストの一貫した生き方に惹きつけられたのではないかと思った。私はそうだ。

 

自分の意思を持って、それを貫くことは私にとっては簡単なことではない。そもそも、一貫した意見というものが私にどれほど強くあるのかとも自ら疑問に思ったりもする。

フォレストの純粋な生き方は、映画だからということではなく、素直に羨ましい。

なぜなら、世の中には、フォレストのように生きている人もいるから。

 

自分の考えていることが、全て正しいとは限らない。ただ、自分できちんと決めたら、間違っていたときに、間違っていたと気づくことはできる。そして、周りがどうだからというのではなく、自分で判断し自ら変えていける。

『自分の運命は自分で決める。自分でみつける。』

まさに、フォレストの生き方がそうだ。

自分がどのような人生を送っていきたいのか。どのような人になりたいのか。意識だけでなるわけではない。

ライフスタジオで今行なっている、教育も、日常的に行う、会議や討論も、プロジェクトも、そのための１つの段階にある。

振り返った時に、それぞれの速度で、でも、着実に。登っていっていたらいいな。

そう強く感じた。