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Reiri Kuroki
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黒木玲理

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黒木玲理です。

ライフスタジオ10年目、2021年現在はライフスタジオに青山店に在籍しています!

【あなたのための、あなたの写真】を自分の中のテーマに置いて、撮影をさせていただいてます。
blogでは、そういう想いを込めたメッセージや写真の分析をUpしています。

お気軽にのぞいてみてくださいね。

Butterfly52 約束は時に形を変えて

投稿日:2020/4/19

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【Butterfly】

 

 

撮影から、半年近くが経とうとしています。

それでも、彼女との再会についてはまたこうして言葉にしたいな、と、ずっと思っていました。

 

次に会う時には一緒にラーメンを食べよう、と約束していた女の子。

彼女と再会するまでに、その話を何度しただろうっていうくらい、楽しみにしていたラーメンの約束。

しかし、紆余曲折を経た再会の時に、その約束は少しだけ形を変えました。

 

約束した通りにはできないけど、だからやらない、ではなくて、

その時にできるやり方で、ほんの少しのユーモアと、悪戯心を込めて。

 

 

 

彼女とのお話は、以前にもButterflyで書かせていただいています。

Butterfly24  次の約束。

 

今回は、その続きの話。

予約のお名前の中に、彼女の名前を見つけたのは、2019年の春のことでした。

「あの子が来る……!!!!」

「れいりさん、ここの最後の撮影枠で予約取ってくれてますよ」

「ラーメンどうしようか、出前にしようか、作ろうか」等々、私とsakiちゃんは盛り上がり、そのままわくわくと彼女との再会を待っていました。

 

が、しかし。

 

撮影日が近くなった頃、ご本人が体調を崩してしまって泣く泣くのキャンセルに。

その後、再度予約を取り直すまでに(ママさん曰く)『お話ししたいネタがたくさんあって〜〜』と言うくらい、何だかご家族の間でも色々あったご様子(笑)

しかし、予約を取り直してくださるその都度に、『黒木さんと中川さんに撮影をお願いできれば……』と書き添えてくださっていました。

ふたりで揃って彼女との再会を果たしたのは、秋も深まる頃でした。

 

1年4ヶ月振りの再会。

私たちにとっては、楽しみに待っていただけに『そんなに経ったっけ…??』というくらい、すぐにアクセスできる記憶なのですが、7歳の女の子にとってはそれなりに長い時間だったのでしょう。

「お久し振りです〜〜〜!!!!」と飛び込んだホリゾントで、彼女は恥ずかしそうにパパさんの後ろに隠れてしまいました。

その代わり(?)、眩しいくらいの元気な笑顔で再会を喜んでくださるパパさん、ママさん。そして、話が盛り上がる中で、あっという間に本領を発揮し始める、7歳になった女の子。

あどけなさが少し影を潜めて、背も伸びて、少しお姉さんになった印象で……ランドセルを背負う彼女の姿に、少しの寂しささえ感じてしまうくらいで、もっとやんちゃで、無邪気で、いたずらっ子だったのになあ……なんて、感慨深く思い返してみる訳ですが、

撮影を進めていくと、安心しちゃうくらい彼女は彼女のままでした。

さらさらの黒髪の美少女が、笑うとついつい、ゲヘゲヘしちゃう。何かを企んでいる時が良い表情。撮影は遊びの延長線上で、そこには楽しいことばっかりが転がっていて、彼女が拾い上げてくれるそういう『楽しいこと』を、私たちは一緒に投げ合いながら時間が進んでいきました。

 

 

そんな中、私は決してラーメンの約束を忘れてはいませんでした(笑)

しかし、この時のご予約は、紆余曲折を経て取り直していただいたご予約だったので、1日の撮影の中で真ん中の撮影枠だったのです。

当然、次の撮影の方もいらっしゃる関係上、そうそうラーメンを食べているわけにもいきません(さすがに)。

勿論それは、パパさんママさんも、彼女自身もわかってくれていました。とは言え、待ちに待った再会で、この約束を反故にするのは私自身が納得できかねるところもあり。

 

そして、ちょっと考えて、私が打ち出した案がこちら。

 

精一杯の気持ちではありますが、この時の様々な状況を鑑みてのせめてもの『ラーメン』。

子どもとの約束に、おとなとして真剣に向き合わせてもらって、考えた上で用意したこのラーメンを、パパさんもママさんも、彼女も、とても喜んでくれました。

 

くだらないかも知れません。

でも、子どもとの口約束こそ、私が果たしていくべき約束です。

「じゃあ、次に会う時は、これをしよう」

そういう小さないくつもの約束が、私を9年間もここにいさせてくれています。

 

メロンソーダをおごる約束だった男の子には、メロンソーダがなくてオロナミンCで手を打ってもらいました。

ピザパーティーをしよう、と約束しているご家族もいるので、彼らにも最終件で予約を取ってもらわないといけません。

B’zファンのご家族には、撮影中のBGMからモニターミュージックまでセレクションしてお出迎えしないといけないし。

赤ちゃんの頃に、20歳で成人するまで撮って欲しい、と言ってくれたご家族との撮影は、まだあと12年残っています。

小さくても、思いつきでも、大切な約束の数々。そういう約束が、未来に繋がっていくのでしょう。

その小さな約束を守ろうとすることが、再会を願う私の姿勢。

また会いましょう。その時には、こんなことをしましょう。そういう約束が、私と『あなた』をまた出会わせてくれる。

 

 

手作りのクッキーとお手紙を持って来てくれたのが嬉しくて、撮影が始まる前にセルフタイマーで撮った3ショット。

手紙にはシンプルな『だいすき』。彼女の真っ直ぐな言葉が、沁みました。

 

次の約束は、今度こそ本当にラーメンを食べることと、人生ゲームをすること。

予約のお名前の中に彼女を見付けたら、私は自宅のクローゼットの中にある人生ゲームを引っ張り出して、3ヶ月先を楽しみに待つでしょう。

 

 

 

〜Butterfly52  約束は時に形を変えて

 

 

 

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