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横浜青葉店
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写真分析「ギャップ」

投稿日:2018/9/19

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Photo by Misaki Nakagawa 
Cordi by Kazuma gomei 
In Yokohama Aoba

 

写真を構成する要素というのはいくつもあり、その要素の一つひとつを組み合わせながら行うのが撮影です。
光、構図、インテリア、ポージング、表情…どのようにその1枚を残したいか、というのを考えながら要素を組み合わせなくてはならないため、撮影時、頭の中はさまざまなことを考えていっぱいになっています。

被写体は10歳の男の子。
とにかく母ラブな彼が「ママとくいっついてると天国」とか言いながら、お母さんに甘える姿は10歳よりももっと幼く見え、ママからも「こどもっぽくて…笑」とちょっと呆れられるくらい甘えん坊でした。
かと思えばお父さんに対すると「いや、男同士でくっつくのはちょっと…」なんてすっかり大人対応で。
撮影を担当した私と五明さんに対してもわりとクールな対応。
そのギャップが凄まじく、まさに過渡期にいるのだなと感じました。
ママの見ているこどもらしく、かわいい彼の姿と、私たちに見せるクールで冷静な一面と。
その両方を写真の中で、ギャップとして見せることができたらと考えました。
この1枚を撮るとき、一番はじめに決まったのは光の使い方でした。
よく晴れていたこの日、この窓辺のシーンは光の使い方によって撮れる写真の雰囲気は全く違うものとなります。
この1つ前写真では同じ窓辺を正面から、明るく、こどもらしいポージングと表情をふんわりとした印象で残していたため、
角度を変えて同じ場所で撮影を続けていくならば、今度はぐっと陰影をつけて、カッコつけたイメージで撮ってみようと思いました。
同じ場所だけど、印象を変えて撮ること。
同じ彼だけど、見る人によって全然違う印象になること。
そんなギャップを伝えられるのではないかなと思いながら露出の設定を行います。
窓を開けているため、より強い光が入り込み、陰影はより濃く。
女の子の撮影ではなかなか行わない設定ですが、男の子であればこのくらい陰影が強く出ていてもかっこいい印象として撮ることができます。


構図は3分割構図を意識しながら、ハイライトの部分と被写体である彼の位置が対角線上にあるためバランスを取ることができました。この窓辺のシーンでは窓枠の線が多くあるため、その線を利用しながらトリミング位置を決めることができます。

ポージングは彼が楽に取れる姿勢で、足を開いて座ってもらう方がより男らしい印象が強くなるため片足は降ろしてもらいました。
陰影をつけて、かっこよく、というイメージがあるため、表情も明るくかわいい笑顔ではなく、クールな印象で決めてもらいました。
この直前、そしてこの後のカットには彼の可愛らしさが前面に現れた笑顔のショットがあるため、ギャップの演出という意味でもこのカットは活きたのではないかな…と思っています。

今回はギャップというのを演出するために、
・同じ背景でも光の使い方で印象を変えること
・写真の流れの中で表情を変えて
という方法を考えて撮影をしました。
まだまだ自分の中の表現方法だったり、技術だったりで、もっとこうできたのではないか、と思う部分もあります。
技術や表現方法の向上はきっとずっとずっと、カメラマンとしてここで働き続ける限り、向き合っていかなくてはならない課題です。
もっとたくさんの写真をみながら、自分自身、成長をしていかなくてはと思います。

 

*

 

 

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