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写真分析「クローズアップ」

投稿日:2021/5/28

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Photo&Write by Misaki Nakagawa 

Cordi by Nana Tokumasu

 

クローズアップの写真が好きです。

夢中で撮影をしていると、寄りの写真ばかりになってしまうこともあるくらい好きです。

なぜでしょうか。

 

クローズアップの写真はカメラマンである私自身が、

被写体となる人の魅力に気づくことができていなければ、決して撮ることのできない写真であるからです。

その人の魅力に気づいた時、より一層、その人のことを好きになれます。

私たちカメラマンは絶えず、その人の魅力を探しています。

それをみつけると、今度はそのことを伝えなければ、という気持ちに駆られます。

言葉ではなく、写真で。

「私から見たあなたはこうみえているよ」

「私の見つけたあなたの魅力はこんなところだよ」

それをより印象的に、伝える方法の一つがクローズアップだと思っています。

 

 

彼は小学校の卒業記念できてくれた男の子でした。

12歳。

一般的にスタジオに写真を撮りにくる年齢としては高めといえます。

反抗期にさしかかる年代ではありますが、写真の彼はとても素直で礼儀正しく、家族想いの優しい男の子でした。

ママさんからの「家族写真を多めに撮りたい」というリクエストに応えて、

パパさん、ママさん、彼の3ショットを多く残していましたが、

年頃の子は恥ずかしがってしまいそうな密着したポージングにも快く応えてくれていました。

 

魅力を感じたのは彼の瞳でした。

薄い茶色をした彼の瞳は、彼の優しさをそのまま表しているようでした。

素直にまっすぐとこちらを見てくれるその瞳を残したいな、と考えます。

 

少し日の暮れてきたスタジオの2階で、ライトを1灯。

彼の瞳の色と肌の質感が損なわれない位置で設定します。

今回はとにかく瞳をしっかりと印象的に残したかったので、顔の半分を隠してもらいました。

あとはまっすぐとこちらを見つめる瞳を捉えるだけです。

 

カメラを見る一瞬前、すこしはにかむ彼の表情が見えました。

素直な12歳、とはいえ、やはりちょっと恥ずかしさはあるんだな。

彼の年頃の男の子っぽい一面も垣間見えた気がしました。

 

 

 

クローズアップを撮っていると、より一層その人に近づいているような気持ちになってきます。

そこには『近すぎる写真館』としての、

(実際の距離感的な意味でなく)なにか概念的な部分でのポイントが隠されているように感じます。

その人のことを考え、魅力を探し、それをどう形に残すのか。

表現をすることは、関係を作ろうとすることの第一歩であると考えます。

 

その人のための1枚を残す。

そのことを忘れることのないよう、努めたいと思います。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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