【出会い53】

1歳のお誕生日記念の撮影の時に生花と一緒に撮影をしたいというご要望がありました。

「私の名前は、ななです！」と挨拶をすると
「私と名前似てますね！」とママさんから可愛い一言♡

お兄ちゃんはもじもじしながら自分の名前を教えてくれて「弟の名前は〜」と弟君の分も紹介をしてくれました。
言い方が可愛かった♡
気さくなパパさんママさんで、撮影中もりりちゃんと一緒に子どもたちの目線をひいてくれたり
お兄ちゃんは、弟君と一緒に遊んでいたブロックを頑張って積んでくれたり
見守ってくれるパパさんがいてその場の空間がふわ〜っとした穏やかな空気が流れていました♡

 

私の話ですが
生花をお持ち込みいただいた撮影は、実はこれが初めてだったかもしれないです。
ママさんから電話で、生花を持ち込みたいがどうゆう風に撮ることができるのかご相談がありました。
私はいつも造花で撮影をしている雰囲気を口頭で説明してみました。
けど造花ではできるけど、生花ではできないことがある…のかな？と少し心配に…。
その場でしなしなしてきてしまったらどうしよう…
なんて考えてしまいました。

しかしそれ以上に心配をしていたのはママさんでした。
電話口でどのような写真が撮れるのか？ということ以外に
何色のお花が背景に合うのか
子どもたちの雰囲気に合わせた方がいいのか
衣装に合わせて決めた方がいいのか
などの私以上に不安を抱えている様子でした。

撮影の場所は、
お花のエリアに子どもたちを座らせてみるのもありだし、
歩くことや立つことができれば、持たせることもできると思う。
衣装に関しては、
子どもに似合うものが1番だったので当日まで検討がいいかもしれない。
などできることなどを考えていましたが
ママさんの最大の不安は、
お花の色です。
何色が合うのか悩まれていました。

電話口で私は、
ガーデンの色に合わせて緑や白、茶色系の植木鉢があるので一部にビビットのお花を入れても可愛いかも。
もしくは、パステルカラーと緑にを交えた雰囲気でも素敵かも。
と自分の意見を話してしまいました。
しかし、ママさんはそんな私の話を最後までしっかりと電話越しで「はい」と頷きながら聞いてくれていました。
「わかりました！考えてみます！」とママさんの一言が聞こえその次の言葉が、
「当日はどなたが撮影に入りますか？」という質問でした。
事情を知っている自分が入った方がいいのか
もう1人のカメラマンのクマちゃんに託すべきなのか悩みました。
けれどお電話をいただいた時は悩みましたが、
撮影当日になり私はこのママさんにお会いしたいと想いが強く湧き撮影に入りました。

お店に来た時ママの手には２つのブーケがありました。
どんな色合いにしたのか気になりお花をすぐさま確認し、見た途端に私は驚きました。

撮影も後半になり最後に生花と一緒に撮るぞぉ‼

なんとママさんが用意してくれた生花は、
私が電話口で説明をした薄い色のお花と白と緑を交えた雰囲気のものをお持ち込みいただきました。

私の至らない説明でしたが私がイメージしていた花束が目の前にあり涙が出そうになりました。
(私のイメージが伝わったということに一度感動しました。)

ママさんもこれにしてみました‼というような顔をしてくれて余計涙が… 
(ママさんにイメージも伝わり撮りたい思いが繋がったと思い余計に涙が出てきました。)
 

私の目元に涙がわいてきましたがそれと同時に涙を蓄えていた子がいました。

彼です♡

もう疲れちゃって、わーんと言いながらお花を持ち涙を流している彼♡今回1歳になった子です‼

 

彼にお花を持たせてみたら、プイ！と投げてみたり、
お花を握って私たちに突き出してきました♡
ママさんの予想以上の持ち方でみんなで爆笑♡

こちらのアップ写真の涙は…

 

彼の目元にある涙は実は、悲しくて泣いてしまったのではなく笑いすぎて出てきてしまった涙でした。
赤ちゃんの笑い泣きは、初めて見ました♡

 

撮影も終わり、モニターがスタート。

おしゃべりが好きなお兄ちゃんにずっと話しかけられながらもモニターをスタートさせました♡
モニターの合間、ママさんやパパさんの口からは笑い声や、
こんな顔するんだ！など聞こえてきましたが
合間合間ママさんの手元は顔の近くにあったような…？

モニターが終わり「お疲れ様でした！ありがとうございました！」と声を出すと
ママさんは静かに目元を拭いていました。
感動しました。と言う言葉をいただきました。

事前に撮影の内容をママさんと一緒に計画をし撮影中もどうしようかと相談をしながら撮影を進めてみたり
こんなにもママさんと撮影のことについて具体的に取り組んだのはとっても楽しいことでした！
子どもたちだけではなく、ママさんやパパさんと一緒に撮影を作り上げられたことはとても楽しいことでした。
次回はどんなものをお持ち込みいただくか楽しみです。
楽しい時間をありがとうございました^^
またね‼