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店舗フォトジェニック集
ライフスタジオで撮影した各店舗のベストフォトを集めました。
光と存在感
2011/3/24
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無駄のない、とてもシンプルな写真です。 この写真を見るたびに彼の清らかな視線に吸い込まれるような気がします。 窓の隙間から入り込む光と影の明暗が彼の存在感を引きだしています。 そして五歳の子供とは思えない強いまなざしからは、彼の意志のようなものを感じます。 . 大宮店オープン当初の去年の11月に撮ったお気にいりの写真です。 とても明るくて素直なコウキ君とこの写真の真剣な表情とのギャップがとても記憶に残る一枚です。
私達の瞬間
2011/3/23
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人に、写真に、自分自身にもっと深く入っていきたい・・・。 私達の世界観はどうやってつくられていくのだろうか? 良い写真とは何か? フォトジェニックの定義とは何か? 様々な事を考えていくと、結局は自分の感覚的な部分を信じて動くことが重要なのではないかと考える。 被写体の動きに対して自分の神経を集中していくと、ある瞬間『押せた』という気持ちになることがある。 それが美しいものなのか? 光は綺麗なのか? バランスが良いか? 余計な物は映っていないか? インパクトはあるか? 適正なレンズを使っているのか? など写真に必要な沢山の要素が頭の中をを駆け巡るがそれを上回る小さな衝撃を感じることがある。 それが、『タイミング』でもあり、『決定的瞬間』という言葉で表現できるかもしれない。 . 私は、先月一ヶ月間学習休暇の為写真撮影と距離をおいていた。 簡単に言うと一ヶ月間カメラを持たなかった。 その間何をしていたかと言うと、海外に二度行ったり、読書をしたり、実家に帰省したり、 映画やドラマを見たり講演を聞いたり、多くの人と出会い沢山のことを感じた。 それらが写真を撮る事とどんな繋がりかあるのか? . スタジオにお客様が来店し、撮影が始まったらまず最初に解決されなければならない部分。 まずはお客様の心の扉を開く必要がある・・・・。 その次にお客様が自ら動けるようにしてあげること・・・・である。 キレイな四角形をつくることは誰でもできる。結局カメラマンがすることは、人の心と体を自然に動けるようにしてあげること。顧客の中に入っていって撮影をすることなしに、どうやっていい写真を撮ることができるだろうか? だから、カメラマンは人生の勉強を優先することになる。 もっと重要な勉強が心理学、リーダーシップ、人間関係、哲学、文学、時事など・・・ そのように私達は自分の方法を探し、人生の勉強をしていくことが必要なのだ。 “ もっと深く入っていきなさい・・・・・人に、写真に、そして自分自身に・・・・・・” この部分が本当に難しいことを感じているが、一枚の写真を通じて今後の私達をもっと想像していきたい。
Yesterday & Today
2011/3/21
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2つ並んだ三角形。 昨日と今日。二度とは来ない昨日と今日。 . 同じポーズを指定しても子どもによってその形は千差万別です。 でも、だから面白いなと思います。 日ごとに成長を遂げる少年たちの、二度とは来ない昨日と今日。 そこにあるのは過去と未来。 どんなに振り返っても手は届かず、どんなに思いを馳せても手に入るとは限らない。 そんな2人の過去と未来。 . 最近はいつテレビをつけても悲しい現実が目に飛び込み、心の痛む毎日です。でも、誰かが誰かを救おうとする小さな、あるいは大きな営みを見るたびに私の心も少し温かくなります。 こうして無事に生きている人たちのぬくもりに囲まれていること自体に、私たちはもっと感謝しなくてはいけません。 犠牲になった多くの人たちのご冥福を祈るとともに、生き残った人々にはいつか笑顔を取り戻してほしいと願うばかりです。 . 私たちが出来ることはまだまだたくさんあるはずです。でもこうしてカメラを生業にしているのだから、まずは今自分に出来ることをしっかりやらなくてはいけません。 私は、これからの未来を担う少年たちの生きる姿を残していきたいと真剣に願い、想いを託すような気持ちで写真を撮りました。 . 生活をしていく上で写真なんて本当には必要ではないのかもしれません。家族や友人、話す相手、寝る場所、着る服、食べるもの・・・人が生きていく中で本当に必要とされるものが何なのかをこの数日すごく考えました。 でも、いつか、私たちの残そうとするものが、誰かの心の支えになったり、勇気になったり、生きる希望になったりすることがあるかもしれないと思うと、私は日本がこういう危機的状況下に陥った今でも、自分が今、写真を撮ることにもっと堂々と、背筋を伸ばして取り組んでいきたいと思うのです。
二人の距離感①
2011/3/20
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双子ちゃんの撮影は、難しくもありますがその分楽しさ、面白さがあります。 独特の空気感を持ち、お互いに何かを共有しているにも関わらず、 まったく違った個性を持っていることが多いと感じます。 二人並んで笑顔、というのもモチロンよいと思いますが、 その二人ならではの空気感や関係を写すことが一番の理想と、自分自身は考えます。 このお二方もまったく性格の異なるお二人。 最初は、ここを何か怖い場所、病院とでも思ったのか、姿を見せたら 泣き出してしまったMusashiくん。なかなかママの傍を離れることができません。 一方、最初から人見知りもなくひとりであそびはじめるRyuくん。 ここは怖くない場所だよ~と安心してもらえるよう、Ryuくんとスタッフが遊び始め、 和やかな雰囲気になってきたのを離れたところから少し気になっている様子のMusashiくん、 シャボン玉が登場するといよいよこちらに近づいてきてくれました。 本当に、少しずつ少しずつ打ち解け、合間に笑顔が見られるように・・・。 決して近づきすぎず離れすぎず、丁度良い距離感を保つ二人。 やさしいママさん、RyuくんMusashiくんとアシスタントに入ってくれた新美さんとの5人の 大切な1時間でした。RyuくんMusashiくん、いいライバルとして、これからもすくすく成長してね!
何度でも
2011/3/16
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何度でも ハイキーな写真。 何度でも 何度でも 彼女は立ち上がろうとしていた。 ・ ・ おぼつかない足取りでも エアコンが壊れた寒いスタジオの中でも 彼女は、とにかく立ち上がろうとしていた。 ・ ・ しゃがみこんで 立ち上がって そして彼女は何をしようとしているのか。 ・ ・ 彼女の気持ちは、 汚れてしまった私の目では見ることができない。 ・ けれど その立ち上がろうとする印象的な姿は 今の私の心を強く揺さぶった。 ・ 立ち上がることは 歩みを進めるより、力のいる作業だ。 ・ でも、立ち上がる。 何度でも 何度でも ・ ・ ・ 明日がその日かもしれないといわんばかりに。
Point of No Return
2011/3/12
0
大切にしていこうと思うものがある。人は誰しもそういう決意や想いみたいなものを抱えている。そして私の場合、それが私の写真を撮る基準になるし、私が外に向けて写真を公開していく基準になるのです。 . 全てのお客様に平等に、親切に、気持ちを込めて向き合おうとしても、私たちも人間だから、その時の心情が接客にも写真にも現れてしまう。いい意味でも悪い意味でもそこに形として残るし、どちらの場合ももっとこうすればよかった、もうちょっとこうしておけばよかったなと少し反省し次に活かそうと思います。でもそんな風に素直に自分に向き合える日はささやかだけれど自分を褒めてあげようとも思うのです。 . 撮影が始まって子どもの動きを観察しながら、自分の中でポンポンポンとひらめきが冴えわたるときは、こうしてみよう、ああしてみようとイメージが膨らみ、ワクワクするしドキドキしたりします。私のひらめきなんてたいしたことはないのだけれど、自分の中で湧き上がる感情を感じたとき「あぁ、こういう気持ちを忘れちゃいけないな」と強く思うのです。 . Kidsの撮影で私が最も重要視しているのは、「その子がその子らしく過ごせているか?」という点です。初対面の私たちがそれを見極めることは難しい点ではあります。パパやママでさえも、成長し続ける我が子の外の世界での本当の姿というものを理解することは容易ではありません。5歳という年齢は思考、理解、判断、推理、想像など内言語がよく発達する時期で、それらを適切な話言葉(外言語)で自己表現できるようになります。すなわち、創造的な活動を自分ひとりや仲間たちと行うことができるようになります。5歳児は就学前期の子どもですが、自分の世界を拡大し、社会的にも自分の存在を確かめていこうとする心身の働きが飛躍的に発達する時期で、子どもから大人へと成長していく上で、その土台がしっかりと固まる大変重要な時期です。 そんな彼に自分で考えて行動させるというということを今回のポイントとして与えます。 座る場所は私が指示を出しましたが座り方やアイテムの持ち方は彼本人の行動に任せます。足を組むもよし、伸ばすもよし、横向きに座るもよし、道具を使うもよし、道具を置くもよし、という感じで、彼の行動に私が合わせます。 そういうことを本人に伝えることで、彼には自尊心が芽生えてくると感じました。彼の意思を尊重する、彼の行動に制限をかけない。そういった範囲をこちらがきちんと提示し、環境を整えてあげることが必要です。 私は写真の技術はまだまだですが、私の今までの経験上、こうした小さな気遣いや配慮をきちんと与えてあげることで、私は彼から信頼を得ることが出来るし、お互い気持ちの良い撮影を行えるのです。 . 環境を整えたところで私は棚の下に入り込み、楽しく過ごす彼を覗くように撮影していました。被写体の前に棚やカメラなど黒っぽいものを配置し、明暗をはっきりさせたかったのです。仕上がった本来の写真はもう少し木のぬくもりが伝わる茶色っぽいイメージでしたが、彼の表情や姿勢、指先、足の裏など、人物により目が向けられるように、人物以外の場所にシアンとマゼンタのフィルターを少し加えました。 .
ほっぺぎゅー
2011/3/6
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「仲良し」は世界3代美徳のうちの一つです。 そして、兄弟は仲良くしなさいということを 小さいころから僕は、両親に何度も言われてきました。 世界にはいろいろな兄弟がいます。年の近い兄弟、年の離れた兄弟、顔の似ている兄弟、顔の似ていない兄弟、顔は似ていないけど笑い方は似ている兄弟…。 一人っ子の子ももちろん世界にはたくさんいますが、それと同じくらい、世界にはいろいろな兄弟がいるんだなと、スタジオに来る兄弟をいつもいろいろな角度から見ています。 . 兄弟写真のアップの写真はその笑顔のシンクロ度が面白いなと感じます。似ててもかわいいし、似てなくてもかわいい。結局かわいいものです。そして、二人の距離が近ければ近いほど、僕もその中にグイグイ入っていきたいと思うのです。 . 仲良し。世界3代美徳の一つ「仲良し」 自分の子どもの頃を時々思い出しながら、仲のいい兄弟を見ると心がほっこりします。ほっぺぎゅー。
your smile,my smile
2011/3/6
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二つの人形を抱きかかえ楽しそうにおどける少年。賑やかでいいじゃないか、と僕は思う。たった1時間の撮影の中で、人が人に心を許し、こんなにも笑ってくれる。それもスタジオというちょっとした異空間の中で。 こんなにも自然に笑ってくれるっていうのは、僕にとって本当に何よりも一番うれしいことです。 . 撮影は楽しくなきゃいけない。子どもも親も、カメラマンもアシスタントも、みんなが楽しめる空間でありたい。来てくれる人に楽しんでもらうだけじゃ満足ができない。自分たちも楽しみたい。そしてその楽しさをみんなで共有したい。そうじゃないときはどうしてもあるけど。やっぱりそうありたいと強く願うのです。 この写真はそういう楽しい雰囲気作りが土台としてあるからこそ生まれた一枚です。 . 彼が「かわいい!友だちになりたい」と連れ回した人形たちの愛くるしいとぼけた表情に挟まれて、一段とくっきり彼の笑顔がはじけ、僕は「楽しんでていいな」と思いましたし、僕も「楽しかったな~」と、今でもあの時の空気を思い出すのです。撮影の後もその楽しい「熱」みたいなものは残っていて、「楽しかったな~。また来てほしいなぁ~」という想いで手を振って見送り、その手を振った感覚を、記憶を、巡らせながら、また僕は楽しい気分になるのです。 そういう想いというものは、消えてしまったり薄れてしまうものかもしれないけど、でも、そういうものを大切に抱えながら、僕はこれからも写真を撮っていきたいと思うのです。
Happiness
2011/3/5
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誰もが笑顔の写真を求めるのは、 それを見ると、見ている方まで笑顔になるから。 . まだ生後6ヶ月のゆずちゃんは、撮影の時間中 こちらがアクションしてもしなくても、 それはそれは楽しそうに笑ってくれた。 気分が良ければ笑う、 “人間の本性”を魅せつけられた時間だった。 . 先日、体調が思わしくない母に兄が言った。 「最近どんな時が幸せなの?」 母はこう答えた。 「んー、やっぱり誰かとお話して笑ってる時かしら。」 . 人が幸せを感じる時というのは、やっぱり笑いが共にある。 . 当たり前のことだけど、今の私には この一枚の写真があまりにも眩しく見える。 . ゆずちゃん。幸せを、ありがとう。
ひかれあう
2011/3/1
1
惹かれあう * 光は彼女を呼ぶ。 彼女は光を呼ぶ。 * 二人は運命。 * 彼女がいる場所には音楽が流れていた。 そして光は彼女の風とともにもっと光る。 * お互い惹かれあってしまった瞬間。 * 私は恋をしてしまう。 * すべては彼女の空気。 * 2月の春のまだ冷たい空気の中の 暖かい光。 * その光とともに私の自由が丘の生活も終わりを迎えました。 * 彼女に出会えて 恋をして また口を開いて叫びながら夢中になり 彼女をカメラで追い続けたこの日の におい、風を忘れられない。
カギ
2011/3/1
3
年をとり、経験を積み、色々な門を開けてきて 大人になった私たちの手のひらには数多いカギがあります。 * いろんな形や色をしている門をあけてきて なかなか開かない門も簡単にあけられるようにもなります。 * それを世間では妥協だとか あきらめだとかいうかも知れません。 * 彼女は とっても強い力でパパにしがみついて目もあわせてくれず 固まりただただ大きい涙粒を流していました。 * 2回目に訪れる自由が丘。 * 挨拶もできず始まった撮影。 * 私は彼女をみてどこかの見覚えのある確かにある この心のカギをひたすら思い出そうとしました。 * おそらく私の心のカギであり、 いつか開けてきたはずのカギ。 * その鍵の形に思いだそうとしたばかりに その鍵にあった門を忘れてしまいました。 * 大人になり、 世の中で生きている上で必要な知恵を得る度に 純粋を忘れてしまう。 * 確かに開けたはずなのに その門を振り返って戻ろうとしたら二度と 開かなくなってしまう。 * 大きい体をできるかぎり潜めて ずっと考えながらフィルターを通して私は見ていました。 * 彼女は笑ってました。 * その日初めて、、パパの胸のなかで ママの暖かい手で、、 * そして 静かにシャッターを押す私がいました。
家族の休日
2011/2/28
0
スタジオという普段なれない、異空間にいらしたお客様が心を開きカメラに笑顔を見せてくれるまでは様々な努力が必要です。 笑いのツボがなかなか見つからない場合はかなり苦戦したりもします。 お笑い芸人を目指しているわけでもないのに、普段の自分とは違う姿を見せてでも被写体を笑わせるのは私達の大きな仕事です。 ですが、毎日出会ういろいろな家族の笑顔の中でやっぱり一番微笑ましいのはパパさんとママさんが子供を中心に自然な笑顔を見せてくれたとき。これこそ本当の笑顔ではないでしょうか。パパさんママさんが、我が子を笑顔で見つめる姿はいつ見ても美しいです。 この写真がこの先ずっと、この家族の心を暖めてくれる、そんな一枚となればいいなと思っています。 . ーーーーーーーー 1時間30分もかかる遠いところから来てくれたノドカちゃんの家族。 平日にもかかわらずパパさんはお休みを取ってスタジオに来てくれましたが、 写真館に行くことをなかなか理解してくれないパパさんを説得するのにママさんが大変だったらしいです。 移動中の車の中でもずっといらいらしてたパパさんらしいですが、撮影中はノドカちゃんの可愛い笑顔にめろめろな感じでした。 撮影が終わってパパさんは「なんでママがこんなに行きたがっていたのかよく分かりました。」というお話をされました。 乗り気じゃないパパさんを説得するためにママさんたちの様々な努力があるんですね^^
family drama
2011/2/28
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家族にはドラマがある。 . いつもは感じないドラマがある。 . . -始まりはいつのことだろう。 . 息子が旦那さんになり、パパになり、おじいちゃんになる。 娘がお嫁さんになり、ママになり、おばあちゃんになる。 . そんな当たり前のことは、かけがえのないドラマである。 . おばあちゃんとして、おじいちゃんとして、ママとして、パパとして、お嫁さんとして、お婿さんとして、息子として、娘として、国分寺の小さなスタジオに総勢10名が現れたとき、たくさんの気持ちが私を取り囲んだ。 . 家族を作っていくということは、どういうことなのだろう。 . 今日は、おじいちゃんおばあちゃんから始まったドラマ。 子が大人になり、結婚する。新しい家族を迎える。孫が生まれ、一段と家族になる。 大切な仲間であり、みんなが主人公。 . 国分寺店の大きな窓は外から見ると小さな窓で、世界はそういう風に在る気がした。 一歩スタジオを出ると、何かがゆっくりと流れ始めた。 まるで、ドラマみたいにそれぞれの夫婦を見ていた。 その中には1つのストーリーがあるのだろう。 ひとつの枠が額縁になる。 . どこかで描く絵に同じものは存在しない。 . 連れ添って30年。 パパママになって1年。 これから新しい家族になる。 家族ってみんなで作ってる。 . この写真は、みんなで作った。
リズムの変化
2011/2/28
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. . 75枚の原本の中にはいろんな事実が写っている。 彼女の場合はこうだった。 ママとパパを見て笑う彼女を、最初は自分の存在を隠して撮影していた事実。 やっと彼女の視界に入れたと思ったら、やっぱり懐疑的な目を向けられてしまった事実。 彼女の世界に急いで入ることをやめた事実。 それが、彼女のリズムだった。 . 日の当たるホワイトルームで静かに踊る。 いつもは七五三などで使っている布を手前に入れたのは 幻想的な雰囲気にするために色味を足したかったのと、 右から流れるリズムを表現したかったから。 そして、75カットの写真を並べて見た際の、他カットとの変化をつけるためであった。 . 原本を見ていると彼女のリズムと優しいダンスを思い出す。 最後のシーンでは、私に向けてくれる彼女の目線がまるで恋人を見るみたいに変わった。 ファインダー越しに見る世界の変化は肉眼よりもそれは顕著で、 私のことを好きになってくれたんだって、ただそれだけが嬉しかった。 . .
視線の変化
2011/2/28
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. . 私たちには、写真を撮ること以外に注力すべきことがある。 それは撮影中の雰囲気は言うまでもなく、その写真を形成する素材を提供することである。 すなわち、その子をプロデュースするということ。どんな髪型が服が似合って、どんな小物でよりその子の良さが際立つのか。それを見極め、提供する力が必要なのである。 . 例えば、人見知りの彼女は、初めて会った時とても硬い表情で物々しいカメラを構えた私を見ていた。その目には嘘が無く、私に心を開いてないことなんて誰が見ても容易に了解することが出来た。彼女の目にはとても説得力があった。 とかす前の乱れた髪の毛と、いつもお家で来ているみかん柄の洋服。 それに物静さを兼ね揃えた彼女が、1時間後どのように変身しフレームに収まるのだろう。 . 乱れた髪から控えめに覗く彼女の顔はとっても可愛いく女の子らしいもので、「彼女は化ける」私の中に一瞬にしてシナリオが出来上がった。女の子の撮影に限って、そういった確信に似た直観を感じることが度々ある。 だからこそ彼女には最初にボーイッシュな格好をさせた。1時間の撮影時間の中、小物を変えるだけで、上着を脱ぐだけで、髪型ひとつで変わる、女の子ならではの変貌を紡ぎたかった。 . 上着を脱ぎ、帽子をとって髪を下ろす。 それだけでグンと女性らしくなるから女の子は不思議だ。 窓近くのベッドには、やさしい光が贅沢に当たる。 渡した本に夢中になる彼女に 私は声をかけた。 . 数日後。 彼女の写真を何度も見返していて、目に留まったものを挙げていく。 気づいたのは、その殆どが私をじっと見ているものだったということ。 彼女の目には何とも言えない説得力があった。 75カットの写真。その視線だけを見れば、全てが分かる。 そんな、ゆっくりゆっくりと私に心を開いてくれる彼女の一瞬一瞬を、私は見守るようにシャッターを切っていた。 . .
準備
2011/2/28
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. . 循環で訪れたスタジオにも慣れてくると、いつか撮ってみたい構図というものをいくつか用意しておくようになります。しかし、カメラマンとしての欲ばかりが先行してしまうと、バランスが崩れることを忘れてはならない。撮影というのは、総じて繊細なものだ。時間、天気、被写体の年齢やコンディション、時間的精神的余裕。それら全ての条件がマッチした時こそ、それを試してみる瞬間なんだと思っています。 準備をしていると、チャンスが来た時にそれを逃がすことがない。チャンスをチャンスと捉えられるかどうかは自分の準備次第。それはカメラを構える上での、決定的瞬間を逃がさない目を養うことに非常によく似ていると思う。 . . 私が挑戦したかった構図がこの写真であり、下記が準備事項であった。 ■1.構図の決定 まず一枚の画の中で、ポイントとなる被写体の顔部分を右上の黄金分割点に配置し、被写体の中心線を画面を3等分した右側のラインに乗せ、安定した構図を決定する。 ■2.被写体に当てる光の量を決める 国分寺のスタジオは時間帯により光の入り方が極端に違う。肌に綺麗な光のグラデーションが出るように、入射方向に対しての被写体の向きを微妙にズラしていく。 ■3.被写体の位置と余白 この被写体は1メートルくらいある高い椅子に座っている。このカット以外は床に立ち撮影をすることがほとんどだったので、地に足が着いていないこの写真には不安定さがある。 また、被写体の顔の向きとは逆の背後に余白を作ることにより、着飾った女の子の希望に満ち溢れた前向きのイメージを今回は払拭したかった。加えて、光が乱反射した明るいホワイトルームから1歩出た位置に被写体を固定することで、被写体のトーンを暗くし、その存在感を浮き出すのが狙いである。 . 以上3点に集中し、微々たる調整はその都度していく。それが許されるとても贅沢な時間だった。全ての条件を満たした、希少なチャンス。それを掴んだ瞬間は、自分の中で湧き出る感情がある。これからも、心に余裕を持ちながら、そのチャンスを虎視眈々と狙っていたい。 . .
しっかりと根を張って
2011/2/28
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人の後姿と言うものに興味があります。 その人の人となりというものを表しているかのように感じるからです。 赤ちゃんにもモチロンそれを感じます。 ふくふくの柔らかなからだで振り向く。 しっかりと地に足をつけ、その存在感はとても大きく感じました。 いまいちばんかわいいはだかんぼうの後姿でさりげなく振り向くその仕草。 しっかりと見逃さないようにしたい。
涙
2011/2/28
1
良い写真とは何だろうか? 笑顔の写真? 光が良い写真? フレーミングが良い写真? もちろん上の条件を満たす写真を 良い写真だと言うことはできる。 しかし本当に良い写真とは その瞬間、被写体が持っているその瞬間その感じを 活かせる写真が本当に良い写真ではないか?
二人の数式
2011/2/28
1
被写体の人数は一人より二人、二人より三人・・・と 増えていくごとに難しさが増してきます。 ・ それはまるで数学のy=axのグラフのように人数が増えるごとに難易度が上がり、 組合せ方が増えていく様な感覚です。 ・ そしてさらにそこに、被写体の体の大きさ、性別、年齢、衣装、インテリア、雰囲気、関係性、表情… あらゆる条件が加わりさらに複雑化してとても数字では表せないものになっていきます。 無限大のあらゆる可能性が写真にはあります。 ・ もし数字を用いて表せることが出来ていたら、全てを表すことが出来たときに 私の場合は、先が見えなくなったり、また、世の中の写真の価値が今より低くなってしまうでしょう。 私は、数字で表せる計算が好きでしたが、写真はまた違った楽しみがあります。 例えば気持ち、感覚を言葉や数字といった具体的なもので表すのは難しく、写真であれば 全く形にできなかったものを表現出来る気がしています。 (100パーセントは難しいですが) ・ ・ 恥ずかしがっている姉弟 二人とも本当にシャイな性格です。 まるで、私の子供の頃のよう… きっと知らないお姉さんが大きなカメラを抱え話しかけ、両親、祖父母が気合の入った様子で こちらを見ている非日常の様子に困惑しているのでしょう。 楽しみたいけど、笑いたいけど、恥ずかしいし、どうしていいのかわからない。。。 そんな緊張して固まった二人の心を溶かしてあげたくて、 まずはじめに心強いかなと思い、姉弟のシーンを選択しました。 「大丈夫だよ、安心して」と言葉で伝えるのは簡単ですが言うだけでは絶対に伝わりません。 オーバーに楽しませようとしてもかえって逆効果。 話し方と、表情で二人に呼びかけます。 一緒に入ったコーディネータがいたずらをすると弟くんはいつもの表情を見せました。 そして後ほど、それぞれのソロの撮影をしていく中でこの表情は二人だから出た表情だとわかりました。 二人写真はほかにもたくさんありましたが、関係性、性格を一番示しているのがこの写真でした。 こちらの要求にきちんと答えてカメラ目線をするお姉ちゃんと、コーディネーター のアクションに楽しみながら姉に共感を求め寄り添う弟くん。 仲良しの二人がとてもうらやましかったです。
創造
2011/2/28
4
ふと、自分の写真を眺めていて思う時があります。 「前田さんすげぇな」と。 私はただよい瞬間を待ち、構図を決めて撮影しているだけで、よい瞬間を創造してくれたのはアシスタントいてくれたからこそなのである。 ・ 彼女は2才で本当に物静かな女の子でした。 はじめての人、スタジオ、雰囲気で緊張してまばたきが異常なぐらい多かったし、手は口元を触り続けていました。 お母さんは「いつもはこんなはずじゃないのに」と言うぐらいなのでよほど緊張していたと思います。 シャッターを切っても目をつぶった写真が多く、遊びに集中した一瞬はまばたきをしないのですが、すぐに我にかえってまばたきをしてしまいます。 前田さんは本当に仲良くなろうと緊張しないようにと頑張ってくれました。 私はただ待っているだけでした。 結論を言えば、前田さんとの遊びに集中してくれて楽しんでくれて、自然に遊んでくれました。 そして多かったまばたきがなくなりました。 どんなに緊張してる子が来ても、彼女は仲良くなっていきます。 もちろんすべての子と仲良くなれる神の使いではないですが、彼女はそのためには一生懸命なんでもやります。 極端ですが・・・鼻にティッシュを詰めようが、シャボン玉を食べて少し気持ち悪くなろうが、仲良くなるために一生懸命なのです。 彼女がどのような想いで働いているかはわかりませんが、一生懸命なのは揺るがない事実です。 そんな姿を見て私は感謝しなければならないと同時に、撮影ももっともっと一生懸命やっていこうと思うのです。 彼女に見せた子供達の笑顔や真剣な表情、そして雰囲気を写真に収め、お母さんお父さん達が写真を飾ったり、鑑賞したりして喜んでいただく。 自分がしたこと、だれかがしたこと、すべてはつながっている気がします。 その中でアシスタントが重要な存在であり、二人三脚で撮影をもっともっと楽しめればいいなと普通に思うのです。 最近、私が撮影した写真をまったく褒めてくれませんが・・・・・。
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